ケーキモードがない電気圧力鍋でケーキを焼く方法|代替設定と失敗対策
お手持ちの電気圧力鍋に「ケーキモード」が見当たらず、これではケーキは焼けないのだろうかと手が止まっている方は多いはずです。
結論から言うと、ケーキモードがなくてもケーキを焼ける機種は少なくありません。
なぜなら、ケーキモードの正体は「圧力をかけない、約100℃前後の一定加熱」を自動化しただけの設定だからです。
つまり、温度調理やスロー調理といった手動メニューで同じ状態を作れれば、専用モードがなくても十分に代わりになります。ポイントは、加圧しないこと・約100℃を保つこと・時間をかけること、この3つだけです。
この記事では、ケーキモードの中身をメーカーの公式レシピやサポート情報から整理し、機種のタイプ別に代替できるかどうか、そして生焼け・べちゃつきを防ぐコツまで、調べた範囲で順番にまとめていきます。
- 電気圧力鍋のケーキモードが実際に何をしているか
- ケーキモードがない機種で代わりに使える設定
- 機種タイプ別に代替できる・できないを見分ける方法
- 生焼けやべちゃつきを防ぐ焼き方のコツ
電気圧力鍋のケーキモードの正体と、ない機種での代替設定
まず、ケーキモードが何をしているのかという仕組みから、ない機種での代替の考え方、機種タイプ別の設定、作りやすいケーキまでを見ていきます。
まずは「ケーキモードで一体何が起きているのか」を整理します。
ここが分かると、モードがない機種でも何を再現すればよいかが見えてきます。
ケーキモードの正体は無加圧・約100℃の一定加熱

ケーキモードは、圧力をかけずに約100℃前後の温度を一定時間保つ加熱を、あらかじめプリセットしたものです。
そう言える理由は、メーカーの公式レシピやサポート情報で、ケーキを作るときに「温度調理」で温度と時間を指定する手順が案内されているからです。
たとえば温度調理で「100℃・約50〜60分」に設定する、という流れがそれにあたります(出典:アイリスオーヤマ公式レシピ(スポンジケーキ))。
要するにケーキモードとは、この「温度と時間の指定」をボタン一つに置き換えた便利機能だと考えると分かりやすいです。
専用モードそのものに特別な仕組みがあるわけではない、という点がポイントになります。
ケーキモードの中身は「圧力をかけない・約100℃前後・一定時間の加熱」の3つです。
この状態を手動メニューで作れれば、専用モードがなくても代わりになります。
圧力をかけないので蓋のピンは排気にする
ケーキを焼くときは、電気圧力鍋の特徴である「加圧」は使いません。
そのため、多くの機種では蓋の圧力ピン(おもり)を「排気」の位置にして、蒸気を逃がしながら加熱します。
密封して加圧すると生地が膨らみにくくなったり、水っぽくなったりしやすいため、ケーキ作りでは排気が基本です。
この「加圧しない」という一点さえ押さえれば、あとは温度と時間の管理の話になります。
参考までに、炊飯器でケーキを焼く方法との違いも整理しておきます。
炊飯器は炊飯や保温のモードで底から加熱するのに対し、電気圧力鍋の温度調理は温度と時間を自分で指定できる点が異なります。
ただし、どちらも底のヒーターからの加熱が中心なので、上部が生っぽくなりやすい弱点は共通しています。
「圧力鍋なのに圧力を使わない」と聞くと不思議に感じますが、ケーキ作りでは鍋を低温オーブンのように使っているイメージです。加圧して短時間でやわらかくする普段の使い方とは、狙いがちょうど逆になります。
ケーキモードがない機種でも焼ける?代用の考え方
ケーキモードの中身が「無加圧・約100℃・一定時間」と分かれば、代用の方針は明確です。
同じ状態を作れる加圧しない手動メニューがあるかどうかで、代替できる機種かどうかが決まります。
手動の温度調理・スロー調理で同じ状態を作る
代用の中心になるのは「温度調理」です。
温度と時間を数字で指定できる温度調理があれば、100℃前後・50〜60分に設定してケーキモードの代わりにできます。
温度を細かく指定できない機種でも、加圧せずにじっくり加熱する「スロー調理」や「煮込み」があれば、時間を長めにとって代用できる場合があります。
逆に、加圧調理と自動メニューしか持たず、手動で無加圧の加熱ができない機種は、ケーキ作りには少し工夫が必要になります。
代替できる機種・むずかしい機種の判定表
手持ちの機種がどのタイプかは、取扱説明書のメニュー一覧を見ると判断できます。
目安として、手動メニューの種類ごとに代替のしやすさを整理すると次のようになります。
→ 横にスクロールできます
| 手動メニューのタイプ | ケーキの代替 | 設定の目安 |
|---|---|---|
| 温度調理(温度と時間を数字で指定できる) | ◎ 代替しやすい | 100℃前後・50〜60分・ピンは排気 |
| スロー調理・煮込み(加圧せず長時間加熱) | ○ 工夫すれば可 | 加圧せず長め・様子を見ながら |
| 低温・発酵調理のみ(約70℃までなど) | △ 単独では温度不足 | 蒸し・無水調理と組み合わせ |
| 自動メニュー専用(手動で温度設定できない) | △ むずかしい | 蒸し調理や別の調理器を検討 |
ここで大切なのは、これはあくまで一般的な目安だという点です。
同じ「温度調理」でも設定できる温度の範囲は機種ごとに違うため、正確な仕様はお手持ちの取扱説明書やメーカー公式で確認してください。
機種タイプ別・ケーキモードの代わりに使う設定
ここからは、手動メニューのタイプ別に具体的な代用の考え方を見ていきます。
ご自身の機種に近いところを中心に読んでみてください。
温度調理があるタイプは100℃・50〜60分が目安
温度と時間を指定できる温度調理がある機種は、最も代用しやすいタイプです。
目安は「温度100℃前後・時間50〜60分・ピンは排気」で、これはケーキモードの中身とほぼ同じです。
温度調理では、設定した時間のほかに立ち上げ(予熱)の時間が加わることがあり、たとえば「予熱10分+設定50分=合計約60分」のように動く機種もあります。
焼き上がりの中心がまだ生っぽいときは、5〜10分ずつ追加加熱して竹串の様子を見ると失敗が減ります。
ケーキ型を使う場合も内釜に直接生地を流す場合も、基本の温度と時間の考え方は同じです。
型を使うと取り出しや形が安定しやすい一方、内釜に直接流すと洗い物が少なく手軽に試せます。
砂糖控えめの素朴なお菓子作りに慣れている方は、発酵あんこも同じく温度と時間を管理してつくるので、その考え方も温度調理の感覚をつかむ参考になります。
スロー調理・煮込みしかないタイプは加圧せず長めに
温度を数字で指定できないものの、加圧せずにコトコト加熱する「スロー調理」や「煮込み」がある機種もあります。
このタイプは、温度を自分で決められない代わりに、加熱時間を長めにとって火を通す発想で代用します。
ただし温度が読めない分、焼き上がりのムラや生焼けが起きやすいので、途中で状態を確認しながら進めるのがコツです。
どうしても中心が固まらないときは、後述する追加加熱やオーブン・フライパンでの仕上げを併用します。
手動設定できない自動メニュー専用タイプ
加圧調理と自動メニューが中心で、無加圧の手動加熱ができない機種もあります。
このタイプは、ケーキモードの代替がもっとも難しいグループです。
蒸し調理や無水調理のメニューがあれば、蒸しケーキ寄りのレシピで工夫できる場合はありますが、ふんわり焼き上げるのは苦手です。
無理に加圧調理でケーキを作ろうとすると、生地が詰まったり水っぽくなったりしやすいため、オーブンや炊飯器など別の調理器を使うほうが結果的に近道になることもあります。
とはいえ、蒸し調理メニューがあるなら「蒸しケーキ」なら作れる可能性があります。耐熱の器に生地を入れ、内釜に少量の水を張って蒸し板の上に器を置き、蒸しメニューで加熱する方法です。蒸しパンや蒸しケーキは、もともと蒸気で火を通すお菓子なので、電気圧力鍋の蒸し機能と相性がよく、しっとりした仕上がりになります。焼き菓子のような焼き色や香ばしさは出ませんが、「専用モードがなくても何か作りたい」という場合の現実的な選択肢になります。
ケーキ作りで加圧調理を自己流に使うのは避けてください。
膨らんだ生地が蒸気の通り道や安全弁をふさぐと、正常に動作しないおそれがあります。
必ず取扱説明書で「加圧しない加熱(温度調理・スロー調理など)」ができるかを確認してから試してください。
ケーキモードなしで作りやすいケーキ・作りにくいケーキ

代用の設定が同じでも、ケーキの種類によって成功しやすさは変わります。
ケーキモードがない機種で挑戦するなら、鍋の仕組みに合ったケーキを選ぶと失敗が減ります。
チーズケーキや蒸しパン系は作りやすい
作りやすいのは、チーズケーキやガトーショコラのように、しっとりと密度のあるケーキです。
これらは大きくふくらませる必要がなく、蒸すように火を通す調理と相性がよいためです。
電気圧力鍋は密閉した中でじんわり加熱するため、乾きにくく、しっとりした食感に仕上げやすいという特徴があります。
初めて挑戦するなら、粉の配合が整っているホットケーキミックスを使うレシピが扱いやすく、失敗しにくいです。
混ぜて注いで加熱するだけのシンプルな配合ほど、専用モードがなくても再現しやすくなります。
スポンジケーキなどふくらみが命のケーキは難しめ
一方で難しいのは、スポンジケーキのように高くふくらませて軽い食感を出すケーキです。
オーブンのように上下からしっかり熱を当てる構造ではないため、てっぺんまで均一に焼き上げるのが苦手だからです。
どうしても作りたい場合は、生地を薄めにして加熱時間を長めにとり、竹串チェックをこまめに行うと安定しやすくなります。
軽い口当たりを最優先したいときは、無理をせずオーブンを併用するのも一つの選択です。
ケーキモードがない電気圧力鍋での作り方と失敗対策
ここからは、実際の作り方から、失敗しない焼き方、生焼けやべちゃつきの対策、他の調理家電との使い分けや保存、よくある質問までをまとめます。
初めて挑戦するなら、粉の配合が整っているホットケーキミックスを使うのがいちばん失敗しにくい方法です。ここでは、温度調理がある機種を想定した基本のレシピを紹介します。
用意する材料と道具
まずは材料と道具をそろえます。特別なものは必要なく、家にあるもので始められます。
【材料(内釜1台分・目安)】
・ホットケーキミックス:150g/卵:1個/牛乳:100ml/砂糖:大さじ1/サラダ油またはバター:大さじ1
・チーズケーキ風にするなら:クリームチーズ100g・ヨーグルト100gを加え、粉を100gに減らす
【道具】
・ボウルと泡立て器(またはヘラ)/クッキングシート/竹串/取り出し用のヘラ
ケーキ型を使う場合は、内釜に入る15cm前後の丸型が扱いやすいサイズです。型がなくても、内釜にクッキングシートを敷けば直接焼けます。
基本の手順
手順はシンプルで、混ぜて注いで加熱するだけです。
→ 横にスクロールできます
| ステップ | やること |
|---|---|
| ①下準備 | 卵・牛乳を常温に戻す。内釜にクッキングシートを敷くか型を用意する |
| ②生地を混ぜる | 卵・牛乳・砂糖・油を混ぜ、ホットケーキミックスを加えてさっくり混ぜる |
| ③流し込む | 内釜の高さの6割までを目安に生地を流す。数回落として空気を抜く |
| ④加熱する | ピンを排気にし、温度調理100℃・50〜60分に設定してスタート |
| ⑤確認する | 竹串を刺し、どろっとした生地がつかなければ完成。生なら5〜10分ずつ追加 |
| ⑥冷ます | 焼けたら早めに取り出し、網の上で粗熱を取る |
慣れてきたら、生地にココアパウダーを加えてガトーショコラ風にしたり、レモン汁を加えてさっぱりさせたりと、アレンジが楽しめます。まずは基本のプレーンで、自分の機種の温度と時間の感覚をつかむのがおすすめです。
ケーキモードなしで失敗しない焼き方の手順
代用する設定が決まったら、焼き方そのもののコツも押さえておきましょう。
ケーキモードの有無に関わらず、電気圧力鍋でケーキを焼くときに共通するポイントです。
生地は内釜の6割まで・クッキングシートの敷き方
まず、生地は内釜の高さの6割くらいまでにとどめます。
これは、加熱中に生地が膨らむための余白を4割ほど残しておくためです。
生地を入れすぎると、膨らんだときに中央へ寄って火が通りにくくなり、生焼けの原因になります。
底や側面にくっつくのが心配なときは、クッキングシートを軽くくしゃくしゃにしてから内釜に敷くと、フィットしやすく取り出しも楽になります。
ケーキ型を使う場合は、内釜に入る15cm前後の丸型が扱いやすいサイズです。専用の型がなくても、耐熱のシリコン型や、内釜に直接クッキングシートを敷く方法で代用できます。取り出しやすさを重視するなら、底が抜けるタイプの型を選ぶときれいに外せます。ただし底抜け型は生地がゆるいと漏れることがあるため、外側をアルミホイルで覆うか、しっかりした生地のレシピで使うと安心です。
加熱時間の目安と竹串チェック
加熱時間は、温度調理なら100℃で50〜60分が一つの目安です。
焼けたかどうかは、中心に竹串を刺して確認します。
竹串にどろっとした生地がつかず、湿ったやわらかいくずが少しつく程度なら焼き上がりの目安です。
まだ生地がついてくる場合は、5〜10分ずつ追加加熱して、そのつど竹串で確認すると入れすぎ・焼きすぎを避けられます。
電気代の目安も式で確認しておきます。
消費電力が1000Wの機種を仮に1時間フルに動かすと、1000W×1時間=1kWhです。
電力量料金を1kWhあたり31円(目安・地域や契約で変動)とすると、1回あたり約31円になります。
実際には温度を保つ間はヒーターが入ったり切れたりするため、これより下がるのが一般的です。
生焼け・べちゃべちゃになる原因と対策
電気圧力鍋のケーキでつまずきやすいのが「生焼け」と「べちゃつき」です。
どちらも原因がはっきりしているので、順番に対策を見ていきます。
生焼けの原因と直し方

生焼けの主な原因は、生地の入れすぎ・水分の多さ・加熱時間の不足です。
電気圧力鍋は底のヒーターから熱が伝わるため、中心や上部に火が通りにくく、そこが生っぽく残りやすい構造です。
直し方としては、まず竹串で確認して足りなければ5〜10分ずつ追加加熱します。
それでも中心が固まらないときは、ケーキを上下ひっくり返して再加熱すると、熱が回りやすくなります。
急いで仕上げたいときは、オーブンなら180〜200℃で10分ほど、フライパンなら弱火で蓋をして蒸し焼きにすると、確実に火を通せます。
そもそも生焼けを防ぐには、加熱前に材料を常温に戻し、生地を厚くしすぎないことが有効です。
冷たい生地は中心まで火が通るのに時間がかかり、厚みがあるほど上部が焼けにくくなるためです。
生焼けが不安なときほど、一度で長く焼き切ろうとせず「短く足す」のが安全です。追加加熱は5〜10分ずつが基本で、そのたびに竹串で確認すれば、焼きすぎでパサつかせるリスクも同時に減らせます。
べちゃつく原因と対策
表面がべちゃっとする主な原因は、内ぶたについた水滴(蒸気)がケーキに落ちることです。
焼き上がり後にそのまま保温で放置すると、蒸気が落ち続けて表面がべたつきやすくなります。
対策は、焼き上がったら早めに取り出し、粗熱を取ってから冷ますことです。
加熱の途中でどうしても蓋を開ける場合は、内ぶたの水滴をさっと拭き取ると、表面のべたつきを抑えられます。
焼き上がりを冷ますときは、網の上など風が通る場所に置くと、余分な水分が抜けてべたつきにくくなります。
膨らまない・固い・パサつくときの対策
生焼け・べちゃつき以外にも、電気圧力鍋のケーキでは「膨らまない」「固い」「パサつく」といった失敗が起こりがちです。症状別に原因と対策を整理します。
→ 横にスクロールできます
| 症状 | 考えられる原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 膨らまない | 混ぜすぎで気泡が消えた/生地が冷たい | 粉は混ぜすぎず、材料は常温に戻す |
| 固い・目が詰まる | 加熱しすぎ/生地を練りすぎた | 焼きすぎに注意し、竹串で早めに確認する |
| パサつく | 加熱時間が長すぎ/水分が少ない | 時間を短めにし、牛乳やヨーグルトで水分を補う |
| 中央がへこむ | 生焼けのまま急に冷めた | 中心までしっかり火を通してから冷ます |
共通するコツは、「材料を常温に戻す」「混ぜすぎない」「竹串で確認しながら焼く」の3点です。電気圧力鍋はオーブンほど高温にならないぶん、ふんわり感より「しっとり密度のある焼き上がり」を得意とすると理解しておくと、仕上がりのギャップが小さくなります。
オーブン・炊飯器との使い分けと焼いたあとの保存
ケーキを焼く道具は、電気圧力鍋だけではありません。オーブンや炊飯器との違いを知っておくと、作りたいケーキに合った道具を選べます。
→ 横にスクロールできます
| 道具 | 得意なケーキ | 特徴 |
|---|---|---|
| 電気圧力鍋(温度調理) | チーズケーキ・ガトーショコラなど密度系 | しっとり仕上がる。放置できるが上部が焼けにくい |
| オーブン | スポンジ・クッキー・パンなど | 上下から高温で焼け、ふくらみ・焼き色が出せる |
| 炊飯器 | HMを使った手軽なケーキ | 底から加熱。手軽だが上部が生っぽくなりやすい |
ふんわり高さのあるスポンジケーキや、こんがり焼き色をつけたい焼き菓子はオーブンが得意です。一方、しっとり系のケーキを放置で作りたいなら電気圧力鍋、とにかく手軽に作りたいなら炊飯器、というように使い分けると、それぞれの強みを活かせます。電気圧力鍋は「低温オーブンの代わり」と考えると、向いているケーキが選びやすくなります。
焼き上がったケーキは、保存の仕方とちょっとしたアレンジで、さらに楽しめます。
保存の目安
手作りのケーキは、市販品のように日持ちしません。乾燥や傷みを防ぐため、粗熱が取れたら早めに保存します。
【保存の目安(あくまで目安)】
・常温:当日中に食べきる(気温の高い時期は避ける)
・冷蔵:ラップや保存容器で2〜3日を目安に
・冷凍:1切れずつラップして保存袋へ。2週間ほどを目安に、食べる分だけ解凍
チーズケーキやガトーショコラなどの密度系は、冷やすと生地が締まって味がなじみ、翌日のほうがおいしく感じられることもあります。冷凍したものは、冷蔵庫での自然解凍がおすすめです。
味と見た目のアレンジ
基本のケーキに慣れたら、アレンジで変化をつけると飽きずに楽しめます。生地にココアや抹茶、レモン汁を混ぜて風味を変えたり、レーズンやチョコチップ、刻んだナッツを加えて食感を足したりできます。焼き上がりに粉砂糖をふる、ホイップやフルーツを添えるといった仕上げも、電気圧力鍋のしっとりしたケーキと相性がよい方法です。前述の発酵あんこをのせて和風にアレンジするのも、砂糖控えめのやさしい甘さが楽しめておすすめです。
メーカー別・ケーキモードの有無と代替設定
最後に、主なメーカーごとのケーキ関連の対応と、代替の考え方を整理します。
ただし同じメーカーでも機種によって搭載メニューは大きく異なるため、必ず型番ごとの仕様を公式で確認してください。
→ 横にスクロールできます
| メーカーの例 | ケーキ関連の対応(例) | 代替の考え方 |
|---|---|---|
| アイリスオーヤマ(KPC-MA系 など) | 温度調理を搭載・スポンジケーキの公式レシピあり | 温度調理を100℃前後で使う |
| シロカ(おうちシェフ系 など) | 機種により温度調理(80〜100℃)やスロー・低温調理を搭載 | 温度調理やスロー調理を活用 |
| パナソニック | スチームチーズケーキなどのレシピあり | 公式メニュー・蒸し調理を活用 |
| ティファール(ラクラ・クッカー系 など) | ベイクモードを搭載する機種あり | ベイクモードか手動加熱を使う |
表のとおり、多くのメーカーで「温度調理」「スロー調理」「蒸し調理」など、加圧しない加熱の手段が用意されています(出典:パナソニック公式レシピ(スチームチーズケーキ))。
そのため、ケーキモードという名前のボタンがなくても、代わりの設定でケーキ作りに挑戦できる機種は少なくありません。
なお、ベイクモードなどお菓子向けの専用モードを持つ機種では、100℃を超える温度で焼く設定もあり、温度の目安は機種ごとに異なります。
これから買い替えを検討する場合は、温度と時間を指定できる温度調理があるかどうかを一つの基準にすると選びやすくなります。
容量やメニューの選び方は、一人暮らし向けに2L前後の容量と機種スペックを比べた記事でも整理しているので、機種選びの参考にしてください。
今の機種で代替が難しく、それでもケーキ作りを続けたい場合は、温度調理を搭載したモデルへの買い替えも選択肢になります。
その際は、設定できる温度の範囲が100℃前後まで対応するかと、無水・蒸し調理などの手動メニューの豊富さを確認すると選びやすいです。
ただし型番や仕様は改良で変わることがあるため、購入前に最新の情報をメーカー公式で確認してください。
電気圧力鍋のケーキモードがない場合によくある質問(FAQ)
電気圧力鍋にケーキモードがなくてもケーキは焼けますか?
ケーキモードの代わりは何度・何分に設定すればいいですか?
加圧調理でケーキを焼いてもいいですか?
ケーキが生焼けになりました。どうすればいいですか?
表面がべちゃべちゃになるのはなぜですか?
電気圧力鍋ではどんなケーキが作りやすいですか?
作ったケーキはどのくらい日持ちしますか?
まとめ|ケーキモードがない電気圧力鍋でもケーキは焼ける
電気圧力鍋のケーキモードは、圧力をかけない約100℃前後の一定加熱を自動化しただけの設定です。
そのため、温度調理やスロー調理といった加圧しない手動メニューがあれば、専用モードがなくても代わりにできます。
焼くときは、生地を内釜の6割までにとどめ、100℃・50〜60分を目安に竹串で確認しながら加熱するのが基本です。
生焼けは追加加熱や反転・別の調理器での仕上げで、べちゃつきは早めの取り出しと水滴の拭き取りで対策できます。
作りやすいのはチーズケーキやガトーショコラなどの密度系で、初めてならホットケーキミックスを使ったレシピが失敗しにくくおすすめです。オーブンほどふんわりは焼けませんが、しっとりした食感は電気圧力鍋ならではの持ち味です。焼いたケーキは冷蔵で2〜3日、冷凍なら2週間ほど保存でき、アレンジも自由に楽しめます。
まずはお手持ちの機種の取扱説明書でメニューを確認し、加圧しない加熱ができるかどうかを見るところから始めてみてください。専用モードがなくても、温度と時間さえ管理できれば、電気圧力鍋はおやつ作りの頼れる一台になります。
なお、ここで挙げた温度や時間はあくまで目安です。正確な情報や安全な使い方は、必ずメーカー公式・取扱説明書で確認しながら試してください。