ノンフライヤーの冷凍食品のコツ|メーカー公式の温度・時間と、調理してよい冷凍食品の見分け方
ノンフライヤーを買ったら、まず試したくなるのが冷凍のフライドポテトや唐揚げ、コロッケですよね。ところが、袋の裏を見てもノンフライヤーでの作り方は書いていないことが多く、何℃で何分にすればいいのか迷ってしまう。そもそも、どの冷凍食品でも入れていいのかも気になるところだと思います(比べる情報が多いので、迷うのは当然です)。
先に結論をお伝えすると、ノンフライヤーで冷凍食品をおいしく作るコツは、次の3つに集約されます。1つ目は、調理してよい冷凍食品かを、機種の取扱説明書と袋の表示で確かめること。2つ目は、メーカー公式の温度と時間を出発点にすること。冷凍のフライドポテトなら、複数のメーカーの取扱説明書で、約150〜200gを200℃で15分前後が目安とされています。3つ目は、重ねずに並べ、途中で振って、中まで火を通すことです。
特に注意したいのが1つ目です。調理してよい冷凍食品の範囲は、メーカーによって大きく違います。冷凍食品をそのまま調理できると案内しているメーカーがある一方で、市販の冷凍食品はオーブントースター用に限るよう取扱説明書に書いているメーカーもあります。
この記事では、調理してよい冷凍食品の見分け方と、メーカー公式の温度と時間を整理したうえで、予熱、振るタイミング、油の使い方、中まで火を通す目安、電気代の計算までまとめました。数値は、メーカーの公式情報と取扱説明書の調査にもとづくものです。
- 調理してよい冷凍食品の見分け方と袋の表示の読み方
- メーカー公式の冷凍食品の温度と時間の目安
- 予熱・振る・油の使い方など仕上がりを良くするコツ
- 中まで火を通す目安と電気代の計算
ノンフライヤーで冷凍食品を調理する前に知っておきたいこと
この章では、ノンフライヤーで冷凍食品を調理する前に知っておきたいことを整理します。ノンフライヤーの冷凍食品調理は、「どの冷凍食品なら入れてよいか」と「何℃で何分か」の2つを押さえることが出発点です。
先に、今回確認できたメーカー公式の冷凍食品の目安を表にまとめておきます。表のあとで、調理してよい冷凍食品の範囲、袋の表示の読み方、温度と時間の考え方、凍ったまま入れる理由、中まで火を通す目安、量と並べ方を順番に見ていきます。
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| メーカー・機種(出典) | 定格 | 冷凍食品・量 | 温度 | 時間 |
|---|---|---|---|---|
| アイリスオーヤマ FVX-D3B(取扱説明書) | 1,410W | フライドポテト 約200g | 200℃ | 約15分 |
| アイリスオーヤマ FVX-D3B(取扱説明書) | 1,410W | から揚げ 約300g | 180℃ | 約15分 |
| アイリスオーヤマ FVX-D3B(取扱説明書) | 1,410W | えびフライ 6尾/コロッケ 4個 | 200℃ | 約15分/約16分 |
| ニトリ LD2S01(取扱説明書) | 1000W | フライドポテト 200g | 180〜200℃ | 15〜25分 |
| ニトリ LD2S01(取扱説明書) | 1000W | 餃子 12個 | 180〜200℃ | 20〜25分 |
| Toffy K-HAF1(取扱説明書) | 800W | フライドポテト 約150g | 200℃ | 15分 |
| COSORI PRO LE 4.7L(取扱説明書) | 1230W | 冷凍食品(機能の初期設定) | 175℃ | 10分 |
冷凍のフライドポテトは、アイリスオーヤマ、ニトリ、Toffyのいずれも200℃前後で15分前後が目安で、メーカーをまたいで数字がそろっています。一方、から揚げや餃子は機種による幅が大きいので、お使いの機種の取扱説明書の表を最優先にしてください。
調理してよい冷凍食品の範囲はメーカーで違う
冷凍食品をノンフライヤーで調理するときに、最初に確かめたいのが「そもそも調理してよいか」です。ここは、メーカーによって案内が大きく分かれます。
フィリップスのよくある質問では、ノンフライヤーで冷凍食品をそのまま調理でき、調理前に解凍する必要はないと案内されています。冷凍の食材は多少調理時間を長くする必要があるものの、仕上がりに影響はないとしています。COSORIの取扱説明書でも、冷凍食品やオーブンで調理できる食材は本器で調理可能と書かれています。
一方、ニトリの電気フライヤー LD2S01 の取扱説明書では、冷凍メニューのポイントとして、市販品の冷凍食品は必ず「オーブントースター用」を使うよう書かれています。さらに注意事項として、電子レンジ専用の冷凍食品や、天ぷらの冷凍食品は、発火するおそれがあるため調理しないよう書かれています。
つまり、「ノンフライヤーならどの冷凍食品でも大丈夫」というわけではありません。調理してよい冷凍食品の範囲は、お使いの機種の取扱説明書で確かめるのが大前提です。迷ったときは、オーブンやオーブントースターで調理できると袋に書かれている冷凍食品を選ぶと、多くのメーカーの案内に沿いやすくなります。
電子レンジ専用の冷凍食品には、容器やトレーごと温めるタイプなど、ノンフライヤーの熱風で加熱することを想定していない商品があります。取扱説明書で禁止されていない機種でも、電子レンジ専用品はノンフライヤーに入れないほうが無難です。
冷凍食品の袋の表示で確かめたいこと
取扱説明書と合わせて確かめたいのが、冷凍食品の袋の表示です。日本冷凍食品協会は、冷凍食品の表示の読み方を解説していて、加熱して食べる冷凍食品には「凍結前加熱の有無」という欄があると説明しています(出典:日本冷凍食品協会「冷凍食品の『凍結前加熱』表示って何のこと?」)。
この表示は、製造の過程で、凍結する直前に加熱したかどうかを示すものです。同協会の解説によると、「加熱してありません」と表示される商品には、肉や魚を生のまま凍らせたものだけでなく、下ゆでした冷凍野菜や、加熱調理したあとにタレをかけるなど凍結の直前に加熱しない工程がある食品も含まれます。つまり、必ずしも商品全体が生とは限りませんが、食べる前に中まで十分に加熱することが前提の商品だということです。
同じ協会は、自然解凍品の表示がない冷凍食品を、自然解凍で食べるのはNGだとも呼びかけています。ノンフライヤーで調理する冷凍食品は、基本的に「加熱して食べる」タイプです。袋の調理方法に、オーブントースターやオーブンでの加熱方法が書かれているかどうかも、ノンフライヤーで調理できるかを判断する手がかりになります。
袋にノンフライヤーの調理時間が書かれていない場合は、オーブントースターの調理時間と、お使いのノンフライヤーの取扱説明書の冷凍メニューの表を見比べて、出発点を決めるのが現実的です。ノンフライヤーの一部メーカーも、袋に書かれたオーブンでの調理時間を目安にするよう案内しています。
油で揚げるタイプの冷凍食品は、メーカーによって扱いが分かれます。フィリップスは油で揚げるタイプの冷凍フライも調理できるとしていますが、ニトリは市販品はオーブントースター用を使うよう書いています。ここでも、機種の取扱説明書が判断の基準になります。
メーカー公式の温度と時間の考え方

表の数字を見ると、冷凍のフライドポテトは200℃で15分前後と、メーカーをまたいでよくそろっています。アイリスオーヤマのノンフライ熱風オーブン FVX-D3B は約200gを200℃で約15分、Toffy K-HAF1 は約150gを200℃で15分、ニトリ LD2S01 は200gを180〜200℃で15〜25分です(出典:アイリスオーヤマ FVX-D3B 取扱説明書)。
COSORI PRO LE 4.7L の取扱説明書では、機能ボタンの初期設定として、ポテトフライは195℃で25分、冷凍食品は175℃で10分とされています。同じ冷凍食品でも、ボタンの初期設定と、食品ごとの目安表では数字の意味が違うので、初期設定の数字はあくまで出発点と考えてください。
から揚げは、アイリスオーヤマ FVX-D3B で約300gを180℃で約15分、ニトリ LD2S01 で200gを200℃で5〜20分と、幅があります。から揚げは商品ごとに大きさや下味、あらかじめ揚げてあるかどうかが違うので、一つの数字に決めにくい食品です。餃子は、ニトリ LD2S01 で12個を180〜200℃で20〜25分と、ほかの食品より長めの時間が示されています。
どの目安も、取扱説明書では「目安」として書かれています。ニトリ LD2S01 の取扱説明書でも、食材の形状や大きさで調理加減が変わるので、状態を確認しながら設定温度や調理時間を調整するよう書かれています。初めて作る冷凍食品は、目安の短いほうの時間で一度取り出して、焼き色と中の温まり具合を確かめてから時間を足すのが、失敗しにくい進め方です。
同じメーカーでも、機種によって目安は変わります。アイリスオーヤマのノンフライ熱風オーブン FVX-D3B では、冷凍コロッケ4個を200℃で約16分としているのに対し、リクック熱風オーブン FVX-M3B では、同じ冷凍コロッケ4個を200℃で約20分としています。冷凍のから揚げ約300gも、FVX-D3B は180℃で約15分、FVX-M3B は180℃で約13分です。数分の差ですが、メーカー名だけで数字を流用せず、機種の型番まで合わせて取扱説明書を確かめることが大切だと分かります。
続けて何回か調理するときも注意が必要です。アイリスオーヤマのリクック熱風オーブン FVX-M3B の取扱説明書では、続けて調理するときは、1回目よりも調理時間を短くするよう書かれています。2回目は本体が温まっているぶん、同じ時間では焼きすぎになりやすいということです。
表の温度と時間は、それぞれのメーカーの機種での目安です。同じ冷凍食品でも、機種の出力やバスケットの大きさ、量によって仕上がりは変わります。お使いの機種の取扱説明書に冷凍メニューの表があれば、そちらを最優先にしてください。
冷凍食品は凍ったまま入れるのが基本
冷凍食品を解凍してから入れるべきか迷う方もいると思いますが、基本は凍ったまま入れる調理です。フィリップスのよくある質問では、冷凍食品をそのまま調理でき、調理前に解凍する必要はないとしています。表のアイリスオーヤマやニトリ、Toffyの冷凍メニューも、冷凍の状態から調理する前提の目安です。
凍ったまま入れるほうがよい理由の一つは、衣や表面の食感です。解凍すると、衣が水分を吸ってしんなりしやすく、ノンフライヤーの熱風でカリッと仕上げにくくなります。冷凍食品の袋にも、凍ったまま調理するよう書かれているものが多くあります。
もう一つは衛生面です。冷凍食品を室温で解凍すると、その間に菌が増えるおそれがあります。政府広報オンラインでも、冷凍食品の自然解凍は避けるよう呼びかけています。自然解凍品と書かれていない冷凍食品は、凍ったまま加熱調理するのが基本です。
ただし、機種によっては冷凍のままの調理について別の案内をしているものもあります。お使いの機種の取扱説明書やメーカーの案内を確かめて、それに従ってください。
中まで火を通す目安と生の冷凍食品の注意
冷凍食品で気をつけたいのが、表面はカリッと焼けているのに、中がまだ冷たい、あるいは生の状態という失敗です。特に、先ほど紹介した「加熱してありません」と表示された商品のうち、肉や魚を生の状態で凍らせたものでは注意が必要です。
加熱の目安として、政府広報オンラインでは、肉や魚は中心部を75℃で1分間以上加熱するのが目安とされています。2016年には、未加熱の挽肉を使った冷凍メンチカツを原因とする腸管出血性大腸菌O157の食中毒が広い地域で確認され、厚生労働省と消費者庁が注意を呼びかけました。その通知では、未加熱の状態で販売されている食肉調理品は、中心部の色が変わるまで十分に加熱する必要があると書かれています。
ノンフライヤーは表面から熱風で温める家電なので、厚みのある冷凍食品ほど、中まで熱が届くのに時間がかかります。メンチカツやハンバーグ、から揚げのような肉の冷凍食品は、目安の時間が過ぎたら、いちばん厚いものを割って、中の色が変わっているか、中心まで熱くなっているかを確かめましょう。料理用の中心温度計があれば、より確実です。
未加熱の冷凍食品を扱ったあとは、手を洗い、生の食品を触った菜箸やトングを、焼き上がった食品を取り分けるときに使わないようにしてください。同じ通知でも、手洗いと器具の使い分けによる交差汚染の防止が呼びかけられています。
量と並べ方で仕上がりが変わる

冷凍食品の仕上がりを大きく左右するのが、一度に入れる量と並べ方です。ノンフライヤーは熱風を循環させて加熱するので、食品が重なっていると、重なった部分に熱風が当たらず、焼きむらの原因になります。
Toffy K-HAF1 の取扱説明書では、食材が片寄っているとうまく調理できないので、均一に入れるよう書かれています。COSORIの取扱説明書でも、入れすぎないよう注意されています。表の目安が、フライドポテト約150〜200g、コロッケ4個、餃子12個といった量になっているのも、その量で重なりすぎずに調理できることを前提にしているからだと考えられます。
量が多いときは、2回に分けて調理するほうが、結果的に仕上がりも時間も安定します。一度にたくさん入れて時間を延ばすと、表面だけが焦げて中が冷たい、ということにもなりがちです。
冷凍食品が袋の中でくっついて固まっている場合は、軽く手でほぐしてから並べると、熱風が回りやすくなります。ほぐすときは、凍ったまま手早く行い、室温に長く置かないようにしましょう。
取扱説明書に冷凍食品の目安表が細かく載っている機種を選びたい場合は、アイリスオーヤマのノンフライ熱風オーブン FVX-D3B が候補になります。価格や在庫は、購入前に各ショップで確かめてください。
アイリスオーヤマの製品は、同社の公式通販サイト「アイリスプラザ」でも探せます。
ノンフライヤーで冷凍食品をおいしく仕上げるコツ
ここからは、ノンフライヤーで冷凍食品をおいしく仕上げるためのコツを整理します。予熱、途中で振る、油の使い方、電気代の考え方の順に見ていきます。前の章で見た温度と時間を出発点に、仕上がりを整えるための調整方法だと考えてください。
どのコツも、メーカーによって案内が分かれる部分があります。ここでは、複数のメーカーの取扱説明書に書かれている内容を並べて、共通する考え方と、機種で違う部分をはっきりさせておきます。どれも特別な道具を使わずに、次の調理からすぐに試せるものばかりです。
いずれも、お使いの機種の取扱説明書が最優先です。説明書と食い違う場合は、説明書のほうに従ってください。ここで紹介する内容は、取扱説明書を読むときの見どころとして使っていただければと思います。
予熱は機種の取扱説明書に合わせる
予熱をするかどうかは、メーカーによって案内が正反対に分かれます。COSORIの取扱説明書では、食材を入れる前に予熱することを推奨していて、予熱をしない場合は食材に完全に熱が入らないと書かれています。予熱時間は、145〜200℃なら3分、205〜230℃なら4分です。
一方、フィリップスは、ノンフライヤーの予熱は必要ないと案内しています。Toffy K-HAF1 やニトリ LD2S01 の取扱説明書には、予熱の手順が示されています。このように、予熱の要否は機種の設計によって違うので、「予熱は必ずするもの」とも「予熱はいらない」とも言い切れません。
冷凍食品の場合、予熱をしないと、温まるまでの時間ぶん表面の焼き色がつきにくくなります。取扱説明書で予熱が推奨されている機種なら、冷凍食品でも予熱してから入れましょう。予熱の要否が書かれていない機種では、予熱をしない場合は時間を少し長めに見ておくと安心です。
予熱にかかる電気代も、式にすると小さな金額です。COSORI PRO LE 4.7L(1230W)で3分予熱する場合、1.23kW×0.05h×31円=約1.9円です。加熱不足のリスクと比べれば、取扱説明書が推奨する予熱は省かないほうが合理的だと考えられます。
途中で振る・上下を入れ替える
冷凍食品をむらなく仕上げるために、多くのメーカーが取扱説明書で案内しているのが、途中で振ることです。Toffy K-HAF1 の取扱説明書では、フライドポテトなどは動作中に数度、バスケットを取り出して軽く振ってかき混ぜると上手く調理できると書かれています。
COSORIの取扱説明書では、調理中に少なくとも1回は食材を振るか裏返すよう書かれていて、フライやナゲットなど重なり合う食材は振り混ぜる必要があるとしています。一方で、本器が冷めてしまう可能性があるため、30秒以上は振らないようにとも注意されています。振るときは、手早く済ませて戻すのがコツです。
コロッケやえびフライのように、振ると衣がはがれたり形が崩れたりしやすいものは、振る代わりにトングで裏返すか、位置を入れ替える程度にしておきましょう。ニトリ LD2S01 の取扱説明書でも、とんかつなどで表裏の焼き色の違いが気になる場合は、調理時間の半分が過ぎた時点で裏返すよう書かれています。
振るタイミングは、目安の時間の半分ほどが分かりやすいです。そのときに焼き色を見て、焦げそうなら温度を下げる、まだ白っぽいなら時間を足す、と調整すれば、後半の失敗を減らせます。
油は少量をスプレーで使う
冷凍食品に油を足すかどうかも、仕上がりに関わるポイントです。COSORIの取扱説明書では、サクサクした食感を得るために8〜15mL(大さじ½〜1杯)の油を加えるとしたうえで、30mL(大さじ2杯)以上の油は加えないよう書かれています。すべての材料に均一に少量の油を加えるには、オイルスプレーが最適だとも書かれています。
ニトリ LD2S01 の取扱説明書では、エビフライのように脂肪分が少ない食材を調理する場合は、少量の油を食材につけるか、オイルスプレーを使うと、サクッとした食感が増し、焼き色が付きやすくなると案内されています。
少量の油を均一にまとわせたい場合は、料理用のオイルスプレーがあると便利です。使う量は、お使いの機種の取扱説明書の上限を守ってください。
一方で、から揚げのようにもともと油を含んでいる冷凍食品は、油を足さなくても仕上がることが多いです。フィリップスも、ノンフライヤーでは油を使わなくても調理できると案内しています。油を足すかどうかは、冷凍食品の種類と、仕上がりの好みで決めればよいでしょう。
バスケットやその下の受け皿に油を注いで調理しないでください。ノンフライヤーは油で揚げる機械ではなく、多量の油は発煙や発火の原因になります。油を使う場合は、食材に少量をまぶすか、オイルスプレーで薄く吹きかける程度にとどめ、取扱説明書の上限を守りましょう。
冷凍餃子を焼く場合は、ニトリ LD2S01 の取扱説明書に、羽付きでないものを使うよう書かれています。羽付きの餃子は、羽の成分が溶け出してトレイの底にたまったりして、うまく調理できない場合があるためです。
冷凍食品をノンフライヤーで調理する前の確認は、取扱説明書で調理してよい冷凍食品か確かめる、袋の表示で加熱が必要か・オーブン調理ができるかを見る、重ならないように並べる、目安の半分の時間で振るか裏返す、中まで火が通ったか確かめる、の5つです。
冷凍食品の電気代の計算

ノンフライヤーで冷凍食品を調理する電気代は、定格消費電力と時間から上限の目安を計算できます。電気代の目安単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会が示す31円/kWh(税込)を使います。
計算式は「定格消費電力(kW)×使用時間(h)×31円」です。Toffy K-HAF1(800W)でフライドポテトを15分なら、0.8kW×0.25h×31円=約6.2円です。アイリスオーヤマ FVX-D3B(1,410W)で15分なら、1.41kW×0.25h×31円=約10.9円になります。ニトリ LD2S01(1000W)で餃子を25分なら、1.0kW×約0.417h×31円=約12.9円です。
量あたりで比べると、Toffy K-HAF1 はフライドポテト約150gで約6.2円なので100gあたり約4.1円、アイリスオーヤマ FVX-D3B は約200gで約10.9円なので100gあたり約5.5円です(6.2÷1.5、10.9÷2)。出力の小さい機種ほど1回の電気代は安くなりますが、一度に作れる量も少なくなるので、家族の人数に合わせて見るのが現実的です。
冷凍食品は、天ぷらの温め直しなどに比べて調理時間が長いぶん、電気代も1回あたり10円前後になることがあります。ただし、これは最大出力で動き続けた場合の上限です。ノンフライヤーのヒーターは、設定温度を保つために加熱と停止をくり返すので、実際の電気代はこれより少なくなると考えられます。
天ぷらの温め直しの温度と時間は、ノンフライヤーで天ぷらを温め直す方法をまとめた記事で整理しています。
家電の電気代の計算方法は、電子レンジの電気代は1分いくら?計算式と出力別の早見表でも詳しく解説しています。オーブン機能つきの電子レンジと比べたい場合は、単機能レンジとオーブンレンジの違いを4点比較も参考になると思います。
冷凍食品のコツは、温度や時間の数字より先に「入れてよいか」を確かめることだと考えています。取扱説明書で調理できる範囲を確かめ、袋の表示で加熱が必要かを見る。この2つを押さえれば、あとは取扱説明書の表を出発点に、振ると確かめるのくり返しで仕上がりは安定していきます。
ノンフライヤーの冷凍食品についてよくある質問
電子レンジ専用の冷凍食品をノンフライヤーで調理できますか?
避けたほうが安心です。ニトリ LD2S01 の取扱説明書では、電子レンジ専用の冷凍食品は発火するおそれがあるため調理しないよう書かれています。電子レンジ専用品には熱風での調理を想定していない商品があるので、ノンフライヤーでは、オーブンやオーブントースターで調理できると書かれた冷凍食品を選んでください。
袋にノンフライヤーの調理時間が書いていないときはどうすればいいですか?
袋に書かれたオーブントースターやオーブンでの調理時間と、お使いのノンフライヤーの取扱説明書にある冷凍メニューの表を見比べて、出発点を決めてください。初めて作るときは、目安の短いほうの時間で一度取り出し、焼き色と中の温まり具合を確かめてから時間を足すと失敗しにくくなります。
冷凍食品は解凍してから入れたほうがいいですか?
基本は凍ったまま入れます。フィリップスは、ノンフライヤーで冷凍食品をそのまま調理でき、解凍する必要はないと案内しています。室温での自然解凍は菌が増えるおそれがあり、衣もしんなりしやすくなります。ただし、機種によって案内が異なる場合もあるので、取扱説明書を確かめてください。
冷凍餃子はノンフライヤーで焼けますか?
機種によっては調理の目安が示されています。ニトリ LD2S01 の取扱説明書では、冷凍の餃子12個を180〜200℃で20〜25分が目安とされ、羽付きでないものを使うよう書かれています。羽付きの餃子は、羽の成分が溶け出してうまく調理できない場合があるためです。
続けて何回か調理するときに気をつけることはありますか?
2回目以降は本体が温まっているので、同じ時間では焼きすぎになりやすくなります。アイリスオーヤマ FVX-M3B の取扱説明書でも、続けて調理するときは1回目よりも調理時間を短くするよう書かれています。1回目のあとにたまった油も、取り除いてから次の調理に移りましょう。
冷凍のフライドポテトをもっとカリッとさせるには?
取扱説明書に書かれている方法の範囲では、重ならない量に減らす、途中で数回振る、少量の油を足す、の3つが手がかりになります。Toffy K-HAF1 の取扱説明書では、フライドポテトは動作中に数度バスケットを取り出して軽く振るよう書かれています。COSORIの取扱説明書では、サクサクした食感を得るために8〜15mLの油を加えるとしていて、30mL以上は加えないよう注意しています。
まとめ|ノンフライヤーの冷凍食品は「入れてよいか」の確認から
ノンフライヤーで冷凍食品をおいしく作るコツは、まず取扱説明書と袋の表示で、調理してよい冷凍食品かを確かめることです。冷凍食品をそのまま調理できると案内するメーカーがある一方で、市販品はオーブントースター用に限るとするメーカーもあり、電子レンジ専用品や天ぷらの冷凍食品は発火のおそれがあるとして禁止している取扱説明書もあります。
温度と時間は、冷凍のフライドポテトなら、アイリスオーヤマ、ニトリ、Toffyのいずれも200℃前後で15分前後が目安です。から揚げや餃子は機種による幅が大きいので、取扱説明書の表を出発点に、目安の短いほうの時間で一度確かめてから調整してください。
仕上がりを良くするコツは、重ならないように並べる、予熱は取扱説明書に合わせる、途中で振るか裏返す、油は少量をスプレーで使う、の4つです。肉の冷凍食品は、中心部を75℃で1分間以上加熱するという目安を参考に、中まで火が通ったかを確かめましょう。
この記事で紹介した温度・時間・電気代は、メーカーの公式情報と取扱説明書にもとづく一般的な目安です。実際の仕上がりは、機種や冷凍食品の種類、量によって変わります。正確な情報は、お使いの機種の取扱説明書、冷凍食品の袋の表示、メーカーの公式サイトをご確認ください。使い方に迷うときは、メーカーのお客様相談窓口に問い合わせるのが確実です。
冷凍食品は、ノンフライヤーのいちばん身近な使い道です。自分の機種の条件を押さえて、手軽にカリッとした仕上がりを楽しんでください。