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KADEN LAB

COOKING / RESEARCH REPORT

ノンフライヤーで焼き芋は何度で何分?甘く焼くための温度と時間の目安

割った焼き芋の写真と、ノンフライヤーで作る甘い焼き芋の公式設定としくみと書かれた表紙

ノンフライヤーの焼き芋|メーカー公式の温度・時間と、甘くしっとり仕上げるための考え方

Kaden Lab研究員レン

RESEARCHER / レン

こんにちは。Kaden Lab研究員のレンです。

ノンフライヤーで焼き芋が作れると聞いて、試してみたくなった方は多いと思います。石焼き芋のような甘さが家で出せるなら、秋冬のおやつにうれしいですよね。ただ、調べてみると温度は160℃の記事もあれば250℃の記事もあり、時間も30分から90分までばらばら。どれを信じればいいのか迷うのは当然です(前提の機種と芋の大きさが記事ごとに違うので)。

先に結論をお伝えすると、ノンフライヤーで焼き芋は作れます。メーカー公式のレシピを並べると、COSORIのコンパクトな機種では160℃で60分、スチーム機能のあるアイリスオーヤマの機種では160℃で40分というように、低めの温度で時間をかける設定が目立ちます。これは、さつまいもが甘くなるしくみとも関係しています。

もう一つ大事なのが、機種のタイマーの上限です。タイマーが30分までの機種では、1回の設定では焼き芋に必要な時間が足りないことがあります。自分の機種の温度の上限と、タイマーの上限を先に確かめておくと、失敗がぐっと減ります。

この記事では、メーカー公式の温度と時間、焼き芋が甘くなるしくみ、機種ごとの考え方を整理します。後半では、下準備、焼き加減の確かめ方、失敗の原因、保存と温め直し、電気代の計算までまとめました。数値は、メーカーの公式情報、取扱説明書、公的な研究機関の情報の調査にもとづくものです。

  • メーカー公式の焼き芋の温度と時間の目安
  • 焼き芋が甘くなるしくみと低めの温度で焼く理由
  • タイマーの上限や芋の太さに合わせた焼き方
  • 失敗の原因・保存方法と電気代の計算
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ノンフライヤーで焼き芋を作る温度と時間の目安

この章では、ノンフライヤーで焼き芋を作るときの温度と時間を、メーカー公式の数値から整理します。焼き芋は、機種の上限温度やタイマー、スチーム機能の有無によって設定が大きく変わるので、「どの機種の数字か」をセットで見ることが大切です。

先に、今回確認できたメーカー公式の焼き芋の設定を表にまとめておきます。表のあとで、甘くなるしくみ、COSORIの設定の読み方、スチーム機能のある機種、タイマーが30分までの機種、芋の太さと品種による違いを順番に見ていきます。

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メーカー・機種(出典) 定格 芋の量 設定 ポイント
COSORI Lite 2L(公式レシピ) 900W さつまいも(大きい場合は切る) 170℃で3分予熱→160℃で60分 竹串がすっと通れば完成
アイリスオーヤマ FV-M30A-C(公式レシピ) 1200W 2本(1本230g) スチームモード160℃で40分 バスケットに水30mL、フォークで穴をあける
レコルト RAO-3(公式レシピ) ― 2本(1本240g程度) スチーム120℃で60分→200℃で30分 太めは10分追加、細めは10分短く
ニトリ LD2S01(取扱説明書) 1000W 300g(バスケット使用) 200℃で30分 タイマーの上限は30分
シロカ ST-4N231(公式レシピ・オーブン型) 1200W 2本 250℃で30〜40分 フォークや竹串で穴をあける

表のとおり、同じ焼き芋でも、160℃で60分の機種から250℃で30〜40分の機種まで、設定には大きな幅があります。お使いの機種の取扱説明書やメーカーの公式レシピに焼き芋の設定があれば、それを最優先にしてください。

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焼き芋が甘くなるしくみ

β-アミラーゼが糊化したでんぷんを麦芽糖に変える70℃前後の温度帯と、低めの温度で長く加熱する考え方を示した概念図
焼き芋が甘くなるしくみ

ノンフライヤーの焼き芋の設定を考えるうえで、先に知っておきたいのが、さつまいもが甘くなるしくみです。日本いも類研究会は、焼き芋が甘くなるのは、さつまいもに含まれるβ-アミラーゼという酵素が、加熱されて糊化したでんぷんに作用して、麦芽糖という甘味成分を作るためだと説明しています(出典:日本いも類研究会「焼きいもが甘いのはなぜですか?」)。

同じ解説では、でんぷんが糊化し始める温度はおおむね65〜75℃くらいで、β-アミラーゼが働かなくなる温度は品種によって差があるものの70℃前後だとされています。そのうえで、この温度帯をいかに長く保つかが、甘くておいしい焼き芋を作るポイントだとしています。

つまり、焼き芋を甘くするには、芋の中がこの温度帯にある時間を長くとることが大切だということです。高い温度で一気に加熱すると、芋の中の温度も早く上がってしまい、酵素が働ける時間が短くなります。

カゴメのVEGEDAYでは、研究論文をもとに、電子レンジで加熱した場合と焼き芋にした場合のさつまいもの温度の変化を比べています。焼き芋はゆっくり時間をかけて温度が上がるため、β-アミラーゼの働く時間が長くなり、そのぶんマルトース(麦芽糖)が多くできて甘くなるようだ、と説明しています。一方、電子レンジでは温度が短時間で急に上がるため、マルトースの量が少なく、甘みが弱くなると考えられるとしています。

メーカーの公式レシピに、160℃で60分や、低めの温度のスチームで60分といった「低めの温度で長く」という設定が多いのは、このしくみとよく合っています。高温で短く焼くと、表面は焼けても、甘さが十分に引き出されないことがあるわけです。

ここ、温度計の数字だけでは見えない面白いところです。ノンフライヤーに設定するのは「庫内の温度」ですが、甘さを決めるのは「芋の中の温度が70℃前後にある時間」です。設定温度が160℃でも、太い芋の中心がその温度帯を通過するには時間がかかる、と考えると、なぜ60分もかけるのかが分かりやすくなります。

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COSORIの160℃で60分という設定の読み方

ノンフライヤーの焼き芋で、よく引用されるのがCOSORIの公式レシピです。コンパクトな COSORI Lite 2L の干し芋のレシピでは、前半で焼き芋を作る手順が紹介されていて、170℃で3分予熱したあと、さつまいもをよく洗ってバスケットに並べ、160℃で60分加熱し、竹串がすっと通るやわらかさになったら焼き芋のできあがり、とされています(出典:COSORI公式レシピ「干し芋」)。

同じレシピでは、さつまいもが大きい場合は切って入れるよう書かれています。COSORI Lite 2L は容量2Lのコンパクトな機種なので、太くて長い芋は、そのままではバスケットに入りきらないことも考えられます。ほかの機種でこの設定を参考にするときも、芋の大きさが違えば時間も変わると考えておきましょう。

この機種の定格消費電力は900Wで、取扱説明書では温度は75〜205℃、時間は1〜60分の範囲で設定できるとされています。160℃で60分という設定は、この機種のタイマーの上限いっぱいを使う設定だということです。

COSORIの PRO LE 4.7L の取扱説明書でも、バスケットに食材を入れすぎないよう注意されています。焼き芋でも、芋どうしが重ならないように並べ、熱風が回るすき間をあけておくことが大切です。何本か焼くときは、太さのそろった芋を選ぶと、焼き上がりのばらつきも少なくなります。

公式レシピの160℃・60分をそのまま試せる機種を選びたい場合は、タイマーを60分まで設定できる COSORI Lite 2L が候補になります。容量は2Lなので、大きな芋は切って入れる前提です。価格や在庫は、購入前に各ショップで確かめてください。

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スチーム機能がある機種の焼き芋

最近のノンフライヤーには、スチーム機能がついた機種もあります。スチームを使うと、芋の表面が乾きにくく、しっとりした焼き上がりになりやすいと考えられます。

アイリスオーヤマの過熱水蒸気エアフライヤー FV-M30A-C の公式レシピでは、焼き芋はスチームモードで160℃・40分とされています。さつまいもは2本(1本230g)で、下準備として、バスケットに水30mLを入れて網をセットし、さつまいもにフォークで数か所穴をあけてから網にのせる手順です。

レコルトのハイスチームエアーオーブン RAO-3 の公式レシピでは、さつまいも2本(1本240g程度)を、スチーム120℃で60分加熱したあと、エアオーブン200℃で30分加熱する2段階の設定です。さつまいもの種類や太さで加熱時間に差が出るため、太めならスチームの時間を10分追加、細めなら10分短くするよう書かれています。

この2段階の設定は、前半の低めの温度で芋の中をじっくり温め、後半の高い温度で表面を焼き上げる流れになっていて、先ほどの甘くなるしくみとも矛盾しない組み立てです。スチーム機能のない機種でも、前半を低めの温度、後半を高めの温度に分けて設定する、という考え方は参考になります。

ただし、スチーム用の水を入れる場所や量は機種によって決まっています。スチーム機能のない機種のバスケットに水を入れるのは、取扱説明書で禁止されていることがあるので、必ずお使いの機種の説明書に従ってください。

スチームでしっとり焼く設定を試したい場合は、公式レシピに焼きいものスチームモードの設定が載っている、アイリスオーヤマの過熱水蒸気エアフライヤー FV-M30A-C も選択肢です。

アイリスオーヤマの製品は、同社の公式通販サイト「アイリスプラザ」でも探せます。

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タイマーが30分までの機種で焼くときの考え方

ノンフライヤーの中には、タイマーの上限が30分の機種があります。たとえばニトリの電気フライヤー LD2S01 は、温度が80〜200℃、タイマーは30分までです。この機種の取扱説明書には、調理例として焼きいもが載っていて、バスケットを使う場合は300gを200℃で30分とされています。

タイマーの上限が30分の機種で、それより長く加熱したい場合は、タイマーが終わったあとに焼き加減を確かめて、足りなければもう一度タイマーを合わせる、という流れになります。1回目のあとに竹串を刺して、まだ硬い部分があれば、追加で加熱してください。

表のシロカ ST-4N231 のように、250℃まで設定できるオーブン型の機種では、250℃で30〜40分という短めの設定の公式レシピもあります。高い温度で焼くと、表面の焼き色や香ばしさは出やすい一方、先ほどのしくみから考えると、中の甘さを引き出す時間は短くなります。高温短時間と低温長時間のどちらを選ぶかは、香ばしさと甘さのどちらを重視するかで決めるとよいでしょう。

焼き芋の設定を決める前に、お使いの機種の「温度の上限」と「タイマーの上限」を取扱説明書で確かめてください。レシピの温度や時間が機種の上限を超えている場合は、そのまま使えません。タイマーが足りない場合は、焼き加減を確かめてから追加で加熱します。

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芋の太さと品種で変わる焼き上がり

焼き芋の時間は、芋の太さで大きく変わります。レコルトの公式レシピでも、太めなら10分追加、細めなら10分短くするよう書かれていました。太い芋ほど、中心まで熱が届くのに時間がかかるからです。

品種による違いもあります。農研機構は、焼き芋に向く品種として知られるべにはるかについて、蒸したり焼いたりしたあとの肉質は、掘りたてはやや粉質で、貯蔵すると粘質になり、甘みがさらに増すと紹介しています。同じ品種でも、収穫してからの期間で食感や甘さが変わるということです。

サーモスのWEBマガジンでは、焼き芋の楽しみ方として、べにはるかなどのねっとり系のさつまいもは少し冷めてからのほうがおいしく、ベニアズマなどのホクホク系は焼きたてがおすすめ、という話が紹介されています。同じ記事では、なると金時は栗のようなホクホクした食感、安納いもはねっとりとして甘味が強い種類とも紹介されています。どちらが良い悪いではなく、好みの食感に合わせて品種を選ぶと、焼き上がりの満足度が上がります。

アイリスオーヤマのオーブンレンジの焼き芋のレシピでは、直径5cm以下のさつまいもを使うよう書かれています。ノンフライヤーの公式レシピでも、1本230〜240g程度の芋が使われていることが多いので、初めて焼くときは、このくらいの大きさの芋を選ぶと、公式の時間をそのまま出発点にしやすくなります。

スーパーで芋を選ぶときは、太さのそろったものを選ぶのもポイントです。太さがばらばらだと、細い芋は焼けすぎ、太い芋は生焼け、ということが起こりやすくなります。1本ずつ焼き加減を確かめ、焼けたものから取り出すようにしましょう。

ノンフライヤーの焼き芋を失敗しないためのコツ

ここからは、ノンフライヤーの焼き芋を失敗しないためのコツを整理します。下準備、焼き加減の確かめ方、失敗の原因、保存と温め直し、電気代の順に見ていきます。

焼き芋は、揚げ物の温め直しなどに比べて加熱時間が長い料理です。途中で様子を見る回数を増やし、機種の取扱説明書の注意を守りながら進めてください。長時間の加熱では、本体の周りに十分なすき間があるか、近くに燃えやすいものを置いていないかも、始める前に確かめておくと安心です。

ここで紹介する内容は、複数のメーカーの公式情報と公的な研究機関の情報をまとめたものです。機種の取扱説明書と食い違う場合は、取扱説明書のほうに従ってください。どれも特別な道具は使わず、次に焼くときからすぐ試せるものばかりです。

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焼く前の下準備

まず、さつまいもをよく洗います。COSORIのレシピでも、さつまいもをよく洗ってからバスケットに並べる手順になっています。皮ごと食べる場合は、たわしなどで土をしっかり落としておきましょう。洗ったあとは、表面の水気を軽く拭いておくと、焼き始めから表面が温まりやすくなります。

次に、フォークや竹串で数か所穴をあけておきます。アイリスオーヤマやシロカの公式レシピでも、焼く前に数か所穴をあける手順が入っています。アイリスオーヤマのオーブンレンジの焼き芋のレシピでは、穴をあけないと破裂することがあるとも注意されています。

クッキングシートやアルミホイルを使うかどうかは、機種によって扱いが違います。COSORIの PRO LE 4.7L の取扱説明書のように使用できるとしている機種もあれば、ニトリ LD2S01 やToffyのエアフライヤー ミニ K-HAF1 のように、取扱説明書でクッキングシートを使わないよう書いている機種もあります。ホイルで包む焼き方を試したい場合は、必ずお使いの機種の取扱説明書で使えるかを確かめてください。

クッキングシートやアルミホイルを使う前に、お使いの機種の取扱説明書で使用できるかを確かめてください。使える機種でも、ホイルやシートがヒーターに触れると発煙や発火のおそれがあります。長時間加熱する焼き芋では、特に注意が必要です。

予熱は、取扱説明書やレシピに合わせます。COSORIのレシピでは170℃で3分の予熱をしてから焼いています。予熱の要否や時間は機種によって違うので、お使いの機種の手順に従ってください。

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焼き加減の確かめ方

焼き芋の焼き上がりは、竹串で確かめるのが基本です。COSORIのレシピでも、竹串がすっと通るやわらかさになったら焼き芋のできあがりとされています。いちばん太い部分の中心まで、竹串を刺してみてください。

途中で硬い感触があれば、まだ中心まで火が通っていません。温度を上げるより、同じ温度のまま時間を10分ずつ足していくほうが、表面を焦がさずに中まで火を通せます。レコルトのレシピでも、太さに合わせて10分単位で調整するよう書かれていました。

焼き上がったあとは、すぐに取り出さずに、しばらくバスケットの中に置いておく方法もあります。余熱で中心まで熱が回り、しっとりしやすくなります。ただし、本体やバスケットは高温になっているので、取り出すときはミトンなどを使い、やけどに注意してください。

品種によって食べごろも変わります。後で紹介するサーモスのWEBマガジンの記事では、ねっとり系の品種は少し冷めてからのほうがおいしいとされています。焼きたてと、少し冷ましてからの両方を試して、好みのタイミングを見つけるのも楽しみ方の一つです。

焼きむらが気になるときは、途中で芋の位置を入れ替えるのも一つの方法です。バスケットの奥と手前、中央と端では、熱風の当たり方が少しずつ違うことがあります。竹串で確かめるついでに、焼けにくい位置にあった芋を入れ替えておくと、焼き上がりがそろいやすくなります。

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中が硬い・甘くない・焦げるときの原因

焼き芋の中が硬い、甘くない、表面が焦げるときに考えられる原因と対策をまとめた表
よくある失敗の症状と原因・対策

中が硬いときは、加熱時間が足りていない可能性が高いです。芋が太い、芋が冷蔵庫などで冷えていた、タイマーの上限で止まってしまった、といった場合は、時間を足して中心まで火を通しましょう。

甘くないと感じるときは、先ほどのしくみから考えて、芋の中が甘くなる温度帯にある時間が短かった可能性があります。高い温度で短く焼いた場合は、次は温度を下げて時間を長めにする設定を試してみてください。また、農研機構の紹介にあるとおり、べにはるかのように掘りたてより貯蔵したほうが甘くなる品種もあるので、芋の状態によっても甘さは変わります。

表面が焦げるときは、温度が高すぎるか、芋がヒーターに近い可能性があります。アイリスオーヤマのリクック熱風オーブン FVX-M3B の取扱説明書では、外側が焦げる場合は、調理温度を下げて調理時間を少し長めにするよう書かれています。太い芋を縦に入れるなど、ヒーターとの距離が近くなる置き方も避けましょう。

ノンフライヤーで焼き芋を作る前の確認は、機種の温度とタイマーの上限を確かめる、芋を洗ってフォークで数か所穴をあける、シートやホイルが使えるか取扱説明書で確かめる、太さのそろった芋を重ならないように並べる、竹串で中心まで火が通ったか確かめる、の5つです。

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焼き芋の保存と温め直し

焼き芋が余ったときは、冷凍保存ができます。COSORIの干し芋のレシピでは、日持ちは涼しい場所で3日間、冷凍保存で1か月が目安と書かれています。冷凍するときは、1本ずつラップで包んで冷凍用の袋に入れておくと、必要な分だけ取り出しやすくなります。

冷凍した焼き芋をノンフライヤーで温め直す場合は、機種の取扱説明書で温め直しの設定を確かめ、様子を見ながら短めの時間で温めるのが無難です。焼き芋はもともと水分が多い食品ですが、加熱しすぎると水分が抜けて硬くなりやすいので、竹串で中の温まり具合を確かめながら進めてください。

COSORIのレシピでは、焼き芋を干し芋にする方法も紹介されています。焼き芋の粗熱が取れたら皮をむいて1cm厚さ程度に縦に切り、重ならないように並べて100℃で40分加熱し、裏返してさらに20分加熱する手順です。焼き芋を焼きすぎたときや、多めに焼いたときの使い道として覚えておくと便利です。

焼く前の生のさつまいもは、冷蔵庫に入れないのが基本です。JAなめがた甘藷部会連絡会は、さつまいもは寒さに弱い作物で、温度13〜15℃、湿度90%以上の環境で傷みを最小限に抑えられるとしています。家庭では冷蔵庫に入れず、新聞紙に包んでダンボールなどに入れて保存するよう案内しています。

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焼き芋の電気代の計算

COSORI Lite 2L、アイリスオーヤマFV-M30A-C、ニトリLD2S01で焼き芋を作る電気代の上限目安と、余った焼き芋の冷凍保存の方法
電気代の上限目安と保存方法

焼き芋は加熱時間が長いので、電気代が気になる方も多いと思います。ノンフライヤーの電気代は、定格消費電力と時間から上限の目安を計算できます。電気代の目安単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会が示す31円/kWh(税込)を使います。

計算式は「定格消費電力(kW)×使用時間(h)×31円」です。COSORI Lite 2L(900W)で予熱3分と焼き60分の合計63分なら、0.9kW×1.05h×31円=約29.3円です。アイリスオーヤマ FV-M30A-C(1200W)で40分なら、1.2kW×約0.667h×31円=約24.8円、ニトリ LD2S01(1000W)で30分なら、1.0kW×0.5h×31円=15.5円になります。

ただし、これは最大出力で動き続けた場合の上限です。アイリスオーヤマのノンフライ熱風オーブン FVX-D3B の取扱説明書にも、内蔵のサーモスタットでヒーターを点けたり消したりしながら調理温度を調節していると書かれているように、ヒーターはずっと点きっぱなしではありません。実際の電気代はこれより少なくなると考えられます。それでも、揚げ物の温め直しの数円と比べると、焼き芋は1回あたり十数円から30円前後と、ノンフライヤーの中では電気代がかかる料理です。

1分あたりで比べると、COSORI Lite 2L(900W)は約0.47円、アイリスオーヤマ FV-M30A-C(1200W)は約0.62円、ニトリ LD2S01(1000W)は約0.52円が上限の目安です(0.9kW÷60×31円など)。定格の小さい機種ほど1分あたりは安くなりますが、そのぶん焼き時間が長くなる設定もあるので、1回の合計で比べるのが現実的です。

電気代を抑えたいなら、一度に焼ける本数をまとめて焼く、太さのそろった芋を選んで追加の加熱を減らす、といった工夫が効果的です。家電の電気代の計算方法は、電子レンジの電気代は1分いくら?計算式と出力別の早見表でも詳しく解説しています。

◆レンのメモ

焼き芋は、設定温度より「芋の中が70℃前後にある時間」で甘さが決まる料理だと考えると、設定の意味が分かりやすくなります。まずは自分の機種の上限を確かめて、公式レシピの低めの温度・長めの時間から試し、竹串で確かめながら10分単位で調整してみてください。

ノンフライヤーの焼き芋についてよくある質問

アルミホイルで包んだほうがいいですか?

機種によって使えるかどうかが違うので、まず取扱説明書を確かめてください。メーカーの公式レシピでは、COSORIやアイリスオーヤマ、シロカのように、ホイルで包まずに焼く設定も多く見られます。ホイルが使える機種でも、ホイルがヒーターに触れないように注意してください。

焼き芋を途中で裏返したほうがいいですか?

今回確認したメーカー公式の焼き芋のレシピでは、裏返す手順は書かれていませんでした。焼き色にむらが出る場合や、芋が太くて片面だけ焦げやすい場合は、途中で様子を見ながら向きを変えてもよいでしょう。そのときは、やけどに注意してトングなどを使ってください。

大きなさつまいもを1本だけ焼きたいときは?

バスケットに入りきらない場合は、切って入れます。COSORIのレシピでも、さつまいもが大きい場合は切って入れるよう書かれています。太い芋をそのまま焼く場合は、レコルトのレシピのように、細い芋より時間を長めにとる必要があります。

電子レンジで作るより甘くなりますか?

甘さは、芋の中が酵素の働く温度帯にある時間で変わります。電子レンジは中の温度が急に上がるため、甘さが出にくいと言われています。ノンフライヤーで低めの温度から時間をかけて焼くと、この温度帯にある時間を長くとりやすいので、甘さを引き出しやすいと考えられます。

焼き芋が破裂することはありますか?

アイリスオーヤマのオーブンレンジの焼き芋のレシピでは、穴をあけないと破裂することがあると注意されています。ノンフライヤーで焼くときも、アイリスオーヤマやシロカの公式レシピのように、フォークや竹串で数か所穴をあけてから焼くと安心です。

焼き芋を作るのに向いているノンフライヤーの条件はありますか?

この記事で見てきた内容から考えると、確かめたいのは、焼き芋の公式レシピや調理例があるか、タイマーを長く設定できるか、芋が入る大きさのバスケットか、の3点です。タイマーが60分まで設定できる機種なら、COSORIの160℃で60分のような低めの温度で長く焼く設定も1回で済みます。スチーム機能がある機種は、しっとり焼きたい方の選択肢になります。

まとめ|ノンフライヤーの焼き芋は機種の上限を確かめて低めの温度で時間をかける

ノンフライヤーで焼き芋は作れます。メーカー公式のレシピでは、COSORI Lite 2L の160℃で60分、アイリスオーヤマ FV-M30A-C のスチームモード160℃で40分、レコルト RAO-3 のスチーム120℃で60分からの2段階加熱のように、低めの温度で時間をかける設定が目立ちます。

これは、さつまいものβ-アミラーゼが糊化したでんぷんを麦芽糖に変えることで甘くなり、その温度帯が70℃前後だからです。芋の中がこの温度帯にある時間を長くとるほど、甘い焼き芋になりやすいと考えられます。

設定を決める前に、機種の温度とタイマーの上限を確かめましょう。ニトリ LD2S01 のようにタイマーが30分までの機種では、焼き加減を見て追加で加熱します。下準備は、よく洗ってフォークで穴をあけること。シートやホイルは機種によって使えないことがあるので、取扱説明書で確かめてください。焼き上がりは竹串で確かめ、硬ければ10分ずつ足していきます。

この記事で紹介した温度・時間・電気代は、メーカーの公式情報と取扱説明書にもとづく一般的な目安です。実際の焼き上がりは、機種や芋の太さ、品種、保存状態によって変わります。正確な情報は、お使いの機種の取扱説明書やメーカーの公式サイトをご確認ください。使い方に迷うときは、メーカーのお客様相談窓口に問い合わせるのが確実です。

焼き芋は、時間はかかっても手間はほとんどかからない料理です。自分の機種の条件を押さえて、甘い焼き芋づくりを楽しんでください。

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