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KADEN LAB

CLIMATE / RESEARCH REPORT

除湿機の点検ランプが点灯したら?エラー表示の意味と使用を止める目安

除湿機の操作パネルを大きく写した背景に、点検ランプとエラー表示が出た時に確認することを示す表紙スライド

除湿機の点検ランプ・エラー表示が出た時に確認すること

Kaden Lab研究員レン

RESEARCHER / レン

こんにちは。Kaden Lab研究員のレンです。

いつもどおり除湿機を回していたら、見慣れないランプが点いている。あるいは表示部に「E1」のような文字が出ている。取扱説明書はどこかにいってしまったし、そもそもこれが危ないものなのかどうかが分からない。そんな状態でこのページにたどり着いた方が多いと思います。

先にはっきりさせておきます。点検ランプやエラー表示の意味は、機種ごとに違います。同じ「E1」でもメーカーが違えば別の意味ですし、同じメーカーでも年式で変わることがあります。つまり、ネットで見つけた他機種の情報を当てはめて判断するのは危険で、正解はお手持ちの機種の取扱説明書にしか書かれていません。

ただし、説明書が見つかるまで何もできないわけではありません。どのメーカーでも共通する初期対応がありますし、それで消えるかどうかで状況の重さがかなり分かります。そして、初期対応を試してはいけない症状もあります。

この記事では、説明書の探し方から順番に整理します。あわせて、製品評価技術基盤機構(NITE)が公表している除湿機の事故データも見ていきます。何件くらい起きていて、どんな前触れがあったのか。数字で知っておくと、迷ったときの線引きがはっきりしますよ。

  • 型番から取扱説明書を探して表示の意味を調べる手順
  • どのメーカーでも共通する初期対応と、消えるかどうかの読み方
  • 初期対応を試さずすぐ使用をやめるべき症状
  • 相談する前に型番でリコール対象かを確認する方法
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点検ランプやエラー表示が出たら最初にすること

まずは順番の話をします。ここを間違えると、直せるものを直せないまま買い替えたり、逆に危ない状態のまま使い続けたりすることになります。

結論から言うと、最初にやるのは症状の切り分けです。表示が出ているだけなのか、それとも臭いや熱をともなっているのか。この2つはまったく別の話で、後者は初期対応を試す段階ではありません。

焦げた臭い、発熱、外装の変形や変色、煙、これまでしなかった音。このいずれもなく、表示だけが出ている場合に限って、説明書を探す・初期対応を試すという流れに進みます。順番が逆になると、危ない状態のまま時間だけが過ぎることになりますからね。

この章では、その説明書をどう探すかから見ていきます。型番さえ分かればたいていの機種は公式サイトでPDFが手に入りますし、説明書が見つからない場合でも試せる共通の手順があります。

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表示の意味はメーカーの説明書にしかない

エラーコードの一覧表は、メーカーが自社の機種向けに作っているものです。共通規格ではありません。

たとえばシャープが公開している除湿機の修理料金の目安ページには、エラー表示の例として「C8エラー/C1エラー/C2エラー など」という記載があります(出典:シャープ「除湿機 出張修理概算料金」)。一方で、同じ空調まわりの製品でも表示の作りは変わります。山善の移動式クーラーYEC-K222の取扱説明書は、センサーの異常と満水をそれぞれ別の表示で知らせ、前者は販売店への修理依頼、後者は排水という別々の対処を案内しています。記号の形も、示す内容も、製品ごとにばらばらなんですよね。

だから、検索して出てきた「E1は◯◯という意味」という情報を、そのままお手持ちの機種に当てはめないでください。同じ記号でも指しているものが違えば、対処もまったく変わります

逆に言えば、説明書さえ手に入れば話は早いということでもあります。多くの説明書には「故障かな?と思ったら」という章があり、表示ごとに何を確認すればいいか、修理依頼が必要かどうかまで書かれています。次はその探し方です。

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型番から取扱説明書を探す手順

紙の説明書が見当たらなくても、たいていのメーカーは公式サイトでPDFを公開しています。手順は3つです。

ひとつめは型番を調べること。除湿機の型番は、本体の背面か側面に貼られた銘板というシールに書かれています。「品名」「形名」「型式」などの見出しの隣にある、アルファベットと数字の組み合わせがそれです。タンクを外した内側や、底面に貼られていることもあります。

ふたつめは検索です。「メーカー名 型番 取扱説明書」で検索すると、多くの場合はメーカー公式のダウンロードページが上位に出ます。メーカー名が分からないときは、型番だけで検索しても特定できることがあります。

3つめは、開いたPDFの中で表示を探すこと。ページ数が多くても、PDFの検索機能で「エラー」や表示されている記号そのものを打ち込めば、該当箇所に飛べます。

見るべき章の名前は、メーカーが違ってもだいたい共通しています。「故障かな?と思ったら」「異常時の表示」「エラー表示について」あたりです。ここに、表示ごとの意味と、自分で確認できることと、修理を依頼すべきかどうかが表になっていることが多いところです。

メーカー名が銘板にも見当たらないという場合は、型番の書き方から推測できることがあります。先頭のアルファベットがブランドの略になっている機種もありますし、型番だけで検索すれば販売ページが出てきてメーカー名が分かることもあります。

探すときに気をつけたいのが、型番の枝番です。同じシリーズでも末尾のアルファベットが違えば別の説明書になっていることがあります。色違いを表すだけの記号なら中身は同じですが、能力や機能が違う派生機種のこともあるので、銘板に書かれている文字列をそのまま使ってください。

銘板が汚れて読めない、シールが剥がれているという場合は、購入時のレシートや保証書、通販の注文履歴に型番が残っていることがあります。家電量販店のアプリに購入履歴が入っている方も多いので、そちらも見てみてください。型番はこのあとのリコール確認でも使いますので、分かった時点でメモしておくと二度手間になりません。

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どのメーカーでも共通する初期対応

タンクの入れ直し・フィルター掃除・プラグを抜いて数分待つ・差し直すという4つの手順を、それぞれのねらいとともに順番に並べ、臭いや発熱がない場合のみ試すよう注記した図
どのメーカーでも共通する初期対応の4手順

説明書が見つからない、あるいは見つけたけれど該当する表示が載っていない。そんなときに試せる共通の手順があります。

ただし、これを試してよいのは臭い・発熱・変色・煙のいずれもない場合だけです。ひとつでも当てはまるなら、この章は飛ばして「すぐに使用をやめるべき症状」まで進んでください。

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順番 やること ねらい
1 タンクを抜いて水を捨て、しっかり奥まで入れ直す 満水の検知が外れているだけの状態を解消する
2 フィルターを外してほこりを吸い、乾かしてから戻す 目詰まりで保護が働いている可能性をつぶす
3 電源プラグを抜いて数分待つ 内部の制御をリセットさせる
4 プラグを差し直して運転する 表示が消えるかどうかを見る

数分待つのは、内部の制御が落ち着くのを待つためです。急いで差し直すと、機種によっては同じ表示が残ったままになります。なお、コンプレッサー式には運転を止めた直後の再運転を数分間受け付けない保護のしくみを持つ機種もありますので、慌てずに時間を置いてください。

この4つの順番にも意味があります。1と2は、機械が実際に検知している可能性のある状態を先に解消するためのものです。ここを飛ばしていきなりリセットだけかけると、原因が残ったまま表示だけが一度消えて、また同じことが起きます。原因をつぶしてからリセットする、という順番で見てください。

また、フィルターを水洗いした場合は完全に乾かしてから戻してください。湿ったまま戻すと風の通りが悪いままですし、内部に水分を持ち込むことにもなります。急いでいるときはドライヤーの温風を当てたくなりますが、変形の原因になるので陰干しで乾かすのが無難です。

なお、満水ランプだけが消えないという症状は原因がかなり絞れます。フロートという浮きの引っかかりが大半なので、満水ランプが消えない原因と直し方をまとめた記事の手順のほうが近道です。

表示が消えるケースと消えないケース

初期対応を試したら、次はその結果の読み方です。消えたかどうかで、この先の行動が変わります。

ざっくり言えば、消えたなら一時的な検知だった可能性が高く、消えないなら部品側の問題が残っていると考えます。ただし「消えたからもう安心」とも言い切れません。

この章では、消えた場合の様子見の仕方と、消えない場合に何が起きているのかを整理します。あわせて、消えないときに自分で分解してはいけない理由もお伝えしますね。

先に言っておくと、判断を急ぐ必要はありません。ただし、判断がつくまでのあいだは長時間の連続運転や、人がいないときの運転は避けておいてください。

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入れ直しで消えるなら一時的な検知

電源を入れ直して表示が消え、そのまま普通に運転できるようになった。この場合、機械が一時的に異常を検知しただけと考えてよいことが多いです。

たとえば、運転中に本体を動かして傾いた、タンクの水が揺れてセンサーが反応した、部屋の温度が急に変わった。こうした一時的な条件でも、保護のために停止して表示を出す設計の機種があります。

ただし、様子は見ておいてください。目安として、同じ表示が数日のうちに何度も出るなら、一時的とは言えません。そのときは「消えない」側として扱うほうが安全です。

様子を見るあいだは、設置の条件も整えておきましょう。水平で硬い床に置く、壁から離す、吸込口と吹出口をふさがない。この3つが崩れていると、機械は正常でも保護が働きやすくなります。表示が出るたびに設置場所を変えていた、という方は、まず一か所に固定して観察してみてください。

また、運転が途中で止まること自体は、必ずしも異常ではありません。設定した湿度に達した、タンクが満水になった、霜取りに入ったなど、説明のつく理由がある停止は正常な動作です。そちらの見分け方は除湿機が途中で止まる5つの原因をまとめた記事で扱っています。

◆レンのワンポイント

表示が出た日時と、そのときの状況をメモしておくと後で役に立ちます。「気温が高い日の夕方だけ出る」「運転を始めて30分くらいで出る」といった規則性が見えると、修理を頼むときの説明がぐっと具体的になりますよ。

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消えずに再点灯するときの意味

初期対応をひととおり試しても表示が消えない、または消えてもすぐ再点灯する。この状態は、機械が異常はまだ続いていると判断し続けているということです。

何が起きているかは表示によりますが、シャープの修理料金の目安ページを見ると、エラー表示に対する通常修理は電気回路部品などの交換で15,000円から23,000円(税込)とされています。コンプレッサーや熱交換器の交換が必要な高額修理になると47,000円から61,000円(税込)です。つまり、基板やセンサーといった、自分では触れない部分の交換を前提にした金額になっているわけですね。

この段階で分解を試すのはおすすめしません。除湿機の内部には電装部品があり、コンプレッサー式なら冷媒の配管も通っています。表示の原因を目で見て特定できるものではありませんし、開けたこと自体が保証の対象外になることもあります。

もうひとつ気をつけたいのが、表示が出たまま運転を続けることです。機械が異常を検知して知らせている以上、そのまま使い続けるのは想定された使い方ではありません。とくに、長時間の連続運転や、外出中・就寝中の運転は避けてください。人がいない時間に何かあっても気づけないからです。

やることは2つです。ひとつは、次の章の「すぐに使用をやめるべき症状」に当てはまっていないかを確認すること。もうひとつは、そのうえでメーカーか販売店に相談することです。相談前の準備は最後の章にまとめます。金額は機種や時期で変わりますので、正確な情報は各メーカーの公式サイトでご確認ください。

すぐに使用をやめるべき症状

ここからは、初期対応を試してはいけない話です。該当する症状があれば、表示の意味を調べる前に運転を止めてください。

この判断を後回しにしないでほしい理由は、実際の事故件数にあります。除湿機は水を扱う電気製品で、しかも長時間つけっぱなしにされやすい家電です。梅雨から夏にかけては、部屋干しのために一日中回している家庭も多いですよね。

使う時間が長いということは、異常が起きたときにそれが続く時間も長いということです。だから、他の家電なら「様子を見る」で済む症状でも、除湿機では早めに判断したほうがいいと考えています。

以下では、公的機関が公表しているデータと事故の予兆、そして意外に多い電源コードの問題を扱います。数字を見ると、この判断を軽く扱えない理由がはっきりすると思います。

なお、ここで挙げる症状は「点検ランプが出ているかどうか」とは独立しています。表示が何も出ていなくても、これらの症状があれば同じ判断をしてください。

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焦げた臭い・発熱・変色は別扱い

焦げた臭い・煙・異常な発熱・外装の変形や変色・これまでしなかった音の5項目を挙げ、ひとつでも当てはまれば初期対応を試さず電源プラグを抜いて連絡するよう示した図
すぐ使用をやめるべき症状と表示だけの場合の違い

次のいずれかに当てはまるなら、点検ランプの意味を調べるより先にやることがあります。

焦げたような臭いがする/煙が出ている/本体やプラグが異常に熱い/外装が変形している、変色している/これまでしなかった音がする。これらのいずれかがあるときは、運転を止めて電源プラグをコンセントから抜いてください。そのうえで自分で分解せず、販売店またはメーカーの窓口へご連絡ください。プラグ自体が熱い場合は、抜くときに触れる場所にも気をつけてください。最終的な判断は専門家にお任せするのが安全です。

においだけが気になるという場合は、内部に残った水が原因のことも多いところです。すっぱい臭いやカビ臭さと、焦げた臭いはまったく別物なので、そこは切り分けてください。前者の対処は除湿機の臭いの原因と消し方をまとめた記事で扱っています。

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事故の予兆としてメーカーが挙げているもの

ここで、公的なデータを見ておきます。判断の重さが変わると思います。

製品評価技術基盤機構(NITE)が2016年に公表した注意喚起によると、空気清浄機と除湿機による事故は平成22年度から26年度までの5年間に合計117件(空気清浄機63件、除湿機54件)発生しています。被害の内訳は死亡1件、重傷2件、軽傷12件、周囲にも被害が及んだものが67件、製品破損が35件で、全体の66.7パーセントにあたる78件が火災に至っています(出典:NITE「空気清浄機や除湿機の事故にご注意ください」)。

同じ資料では、事故の予兆としてこう挙げられています。製品が時々止まる、製品から異臭や異音がする、外装が変形したり変色している。これらに気づいたらすぐに使用を中止し、製造事業者や販売事業者に点検を依頼するように、と書かれています。

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症状 説明がつくなら 説明がつかないなら
途中で止まる 満水・設定湿度到達・霜取りなら正常 理由が分からない停止は予兆として扱う
音がする タンクの入れ方や設置面の振動なら整えて解消 整えても消えない異音は予兆
臭いがする すっぱい・カビ臭いは内部の水分が原因のことが多い 焦げた臭いは即停止
外装の変形・変色 いずれも予兆として扱う

止まること自体は正常な場合もある、という話と、止まるのが予兆だという話は矛盾しません。分かれ目は「理由が説明できるかどうか」です。満水だから止まった、設定湿度に達したから止まった、と説明がつくなら正常です。一方、理由が分からない停止が繰り返すなら、それだけで様子見から相談へ切り替える基準にしてください。臭いや音をともなうなら、なおさら急いでください。

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電源コードの扱いで起きる事故

本体ではなく、コードが原因の事故も報告されています。除湿機は部屋から部屋へ動かして使うことが多いので、他の家電より起きやすい面があります。

先ほどのNITEの資料には、持ち運んで部屋を移動するときに電源コードへ無理な力がかかって損傷し、そのまま使い続けた結果、損傷部から発火した事故が挙げられています。コードの見た目が無事でも、内部の芯線が傷んでいることがあるわけですね。

点検ランプが出たときにあわせて見ておきたいのが、次の3点です。

  • コードに折れ跡、つぶれ、被覆の割れがないか
  • プラグの根元がぐらついていないか、変色していないか
  • コンセントに差した状態で本体を引きずっていないか

コードを束ねたまま使う、家具の下敷きにする、延長コードでつないで容量を超える。こうした使い方も負担になります。プラグを抜くときはコードを引っぱらず、プラグ本体を持って抜いてください。

移動のときの手順も決めておくと安全です。プラグを抜く、コードを本体に軽くまとめる、それから動かす。この順番にするだけで、コードを引きずったり踏んだりする場面がなくなります。差したまま引っぱって動かすのが、いちばん負担がかかる動き方なんですよね。

コンセント側も見ておいてください。プラグの刃と刃のあいだにほこりがたまり、そこに湿気が加わって発熱や発火に至る現象は、トラッキング現象と呼ばれてNITEなどが繰り返し注意喚起している事故の型です。除湿機は湿度の高い場所で使う家電なので、この条件がそろいやすいところがあります。シーズンの初めに一度、乾いた布でプラグを拭いておくといいですよ。

メーカーに相談する前にすること

表示が消えず、危険な症状もない。この状態なら相談に進みます。ただし、電話する前にやっておくと結果が変わることが2つあります。

ひとつは、その機種がリコールの対象になっていないかの確認です。もうひとつは、相談時に伝える情報をまとめておくことです。どちらも数分で済みますし、修理費が変わる可能性もあります。

とくに前者は、知らないまま使い続けている人が実際にいることが公的なデータで示されています。次の項目で、その件数を見ていきますね。

順番としては、リコールの確認を先にしてください。対象だと分かれば、そのあとの相談内容そのものが変わります。修理の見積もりを取る話ではなく、メーカーの回収や無償対応の話になるからです。

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型番でリコール対象かを確認する

型番でリコール対象かを確認する手順と、相談時に伝える型番・購入時期・表示・タイミング・試したこと・症状の有無をまとめた図
メーカーに相談する前にする2つの準備

これは意外と知られていない手順です。

先ほどのNITEの資料には、事故の原因として設計・製造・表示に問題があった「製品に起因する事故」が63件(空気清浄機45件、除湿機18件)あり、そのうち27件は、事業者がリコールを実施していたにもかかわらず改修や修理が行われないまま事故に至ったと書かれています。つまり、対象製品だと知らずに使い続けていた例が相当数あるということです。

NITEは社告・リコール情報のデータベースを公開していて、製造事業者や販売事業者の名称、製品名、型番から検索できるとしています。銘板で確認した型番を打ち込むだけなので、手間はほとんどかかりません。

検索するときは、型番の全文だけでなく、シリーズ名や前半部分だけでも試してみてください。データベースの登録の仕方によっては、完全一致では出てこないことがあります。メーカー名で絞って一覧を眺めるほうが早いこともあります。

対象だった場合は、修理ではなくメーカーの無償対応になることがあります。逆に対象でなかったとしても、確認した事実そのものが相談時の情報になります。除湿機を手放すことになった場合の処分方法は除湿機の捨て方をまとめた記事に整理してありますので、必要になったら参考にしてください。

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相談時に伝える情報をまとめておく

最後に、電話やフォームで伝える内容を整理しておきます。ここが具体的だと、やり取りの往復が減ります。

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伝えること 調べ方・書き方の例
型番 本体の銘板シール(背面・側面・底面のいずれか)
購入時期 保証書、レシート、通販の注文履歴
表示の内容 点いているランプの名前、表示されている記号をそのまま
出るタイミング 「電源を入れて約30分で出る」など具体的に
試したこと 「タンクを入れ直し、フィルターを掃除し、プラグを5分抜いた」
ともなう症状 音・臭い・発熱の有無(無ければ「無し」と伝える)

とくに最後の項目は、伝え方で対応が変わることがあります。臭いや発熱があるなら、その場で伝えてください。安全に関わる情報として、優先して扱われる可能性があります。

表示部が写せるなら、スマートフォンで撮っておくのもおすすめです。ランプの点き方(点灯なのか点滅なのか、点滅なら何回ごとに区切れるのか)は、言葉で伝えるより画像や動画のほうが正確です。点滅の回数で異常の種類を分けている機種もあるので、この情報が原因の特定につながることがあります。

使用状況も添えると精度が上がります。何畳の部屋で使っているか、1日に何時間くらい運転しているか、洗濯物を乾かす用途で使っているか。同じ表示でも、24時間つけっぱなしの環境と週末だけの環境では疑う原因が変わってきます。

あわせて、延長保証に入っていないかも見ておきましょう。家電量販店で買った場合は5年保証などが付いていることがあり、その場合はメーカーではなく販売店が窓口になります。窓口を間違えると案内し直しになるので、保証書を先に確認しておくと一度で済みます。

相談の結果、部品がない・修理費が見合わないと分かることもあります。そうなったときのために、いまの機種の除湿能力や適用畳数がどのくらいの水準なのかを見ておくと、次を選ぶときの基準になります。デザイン家電で知られるカドーも除湿機を手がけていて、公式ストアで仕様を確認できますよ。美しい”空間”を創出【cado】(カドー)の公式ストアを見る。仕様・価格・在庫は変わりますので、購入前に各メーカーの公式サイトで最新の情報をご確認ください。

除湿機の点検ランプに関するよくある質問(FAQ)

点検ランプが点いていても運転はできています。このまま使っても大丈夫ですか?

運転が続いていても、機械が何かを検知して知らせている状態には変わりありません。臭いや発熱、異音、外装の変形がないことを確認したうえで、この記事の初期対応を試してください。それでも表示が消えないなら、使い続けずにメーカーか販売店へ相談することをおすすめします。NITEは事故の予兆として「製品が時々止まる」「異臭や異音がする」「外装が変形・変色している」を挙げていますので、これらをともなう場合はすぐに使用を中止してください。

エラーコードの意味をネットで調べたら出てきました。それを信じていいですか?

同じメーカーの同じ型番についての情報であれば参考になりますが、別の機種の情報を当てはめるのは避けてください。エラーコードは共通規格ではなく、メーカーごと、機種ごとに割り当てが違います。同じ記号でも指している異常が違えば、対処もまったく変わってしまいます。まずは型番からメーカー公式の取扱説明書を探し、そこに書かれている内容を正としてください。

電源を抜いて入れ直したら消えました。修理に出さなくていいですか?

一時的な検知だった可能性が高いので、すぐに修理へ出す必要はないと思います。ただし、同じ表示が数日のうちに何度も出るようなら、一時的とは言えません。出た日時と状況をメモしておいて、繰り返すようなら相談してください。記録があると、原因を絞り込む材料になります。

古い機種で説明書がネットにも見つかりません。どうすればいいですか?

メーカーのお客様相談窓口に型番を伝えて、表示の意味を直接聞くのが確実です。説明書の公開が終わっている機種でも、窓口には情報が残っていることがあります。あわせて補修用性能部品がまだあるかも聞いておくと、直せる機種なのかどうかまで一度で分かります。窓口が分からないほど古い機種や、メーカーが事業を終えている場合は、購入した販売店に相談してみてください。

除湿機のヒューズが切れたら自分で交換できますか?

ご自身での交換はおすすめしません。内部の温度ヒューズは異常な発熱から製品を守るために働く部品なので、切れているということは何らかの異常が起きたということです。部品だけ替えても原因が残っていれば同じことが繰り返されますし、分解には電装部品や冷媒配管に触れるリスクもあります。この症状はメーカーか販売店に点検を依頼してください。

まとめ|点検ランプは表示より症状で判断する

最後に、判断の順番をおさらいします。

点検ランプやエラー表示が出たら、まず症状を見てください。焦げた臭い、発熱、煙、外装の変形や変色、これまでしなかった音。ひとつでもあれば、表示の意味を調べる前に運転を止めて電源プラグを抜き、販売店かメーカーに連絡します。ここは表示の解読より優先されます。

それらがなければ、本体の銘板で型番を調べ、メーカー公式の取扱説明書を探します。エラーコードは共通規格ではないので、他機種の情報を当てはめないでください。説明書が見つからないうちは、タンクの入れ直し、フィルターの掃除、プラグを数分抜いてから差し直す、という共通の初期対応を試します。

消えたなら一時的な検知だった可能性が高いので、記録を残しつつ様子を見ます。消えない、あるいは何度も再点灯するなら、自分で分解せずに相談へ進んでください。

相談の前に、型番でリコール対象かどうかを確認しておくことをおすすめします。NITEの資料では、リコールが実施されていたのに改修されないまま事故に至った例が27件あったとされています。数分で確認できて、結果が大きく変わる可能性のある手順です。

機種によって表示の意味も対処も違いますので、実際に判断するときは必ずお手持ちの機種の取扱説明書とメーカー公式サイトの最新情報をご確認ください。安全に関わる症状が出ているときは、年数や表示にかかわらず使用を止め、最終的な判断は販売店やメーカーなどの専門家にご相談くださいね。

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