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LIVING / RESEARCH REPORT

パリパリキューの追加投入は可能?運転中にふたを開けたときの動作と対処

明るいキッチンカウンターに置かれた生ごみ乾燥機を写した記事の表紙スライド

パリパリキューは運転中に追加投入できる?途中で足したいときの正解

Kaden Lab研究員レン

RESEARCHER / レン

こんにちは。Kaden Lab研究員のレンです。

パリパリキューを回し始めたあとで、また生ごみが出てしまった。夕食の準備中に運転をスタートさせたけれど、片付けをしていたらまた三角コーナーがいっぱいになった。そんなとき、運転中のふたを開けて足してしまってよいのか迷いますよね。

結論から言うと、運転中の追加投入はおすすめできません。理由は3つあって、ふたを開けると安全装置が働いて運転が一時中断されること、運転が始まったあとはモードを変更できないこと、そして途中で量が増えると処理時間が読めなくなることです。

この記事では、追加投入したときに本体が実際にどう動くのかを取扱説明書の記述から整理し、そのうえで途中で足したくなったときの現実的な選択肢を示します。さらに、そもそも追加投入が必要にならない使い方、つまり溜めてから1回で回すための工夫までまとめます。読み終えるころには、今日から迷わなくなるはずですよ。

  • 運転中にふたを開けたときに本体がどう動くか
  • 追加投入をおすすめできない3つの理由
  • 途中で足したくなったときの現実的な選択肢
  • 追加投入が要らなくなる溜め方と運転の組み立て方

パリパリキューで追加投入はできるのか

まず、機械としてどう作られているかを押さえましょう。パリパリキューは温風で生ごみを乾かす機械なので、途中でふたを開けることは前提にされていません。ここを知っておくと、なぜ追加投入が向かないのかが腑に落ちますよ。

運転中にふたを開けると一時中断する

運転中にふたを開けると安全装置で一時中断することと、やけどのリスク、熱の逃げ、乾燥効率の低下を並べたスライド
ふたを開けたときに起きる3つのこと

いちばん基本になるのがこれです。

取扱説明書の運転中のご注意には、運転中に本体を移動したり、ふたを開けたりすると、安全装置が作動し運転を一時中断する場合があると明記されています(出典:島産業「パリパリキュー PPC-15 取扱説明書」)。つまり、ふたを開けた時点で乾燥処理は止まります。

さらに、ふたが開いている場合は安全装置が作動するため、電源ボタン以外の操作ができませんとも案内されています。ふたを閉めてからボタンの操作を行ってください、という指示ですね。開けたまま何かを設定し直す、ということはできない設計になっています。

ふたを閉め直しても運転に戻らず、音が鳴り続けることもあります。エラー音の意味と解除の手順を原因別に整理した記事もあるので、そちらで切り分けてみてください

もうひとつ、運転中は排気される空気が温まり、排気口周辺が熱くなる場合があります。やけどの恐れがあるため触らないよう注意されています。中断させる操作そのものに、やけどのリスクが伴うという点も見落とせません。

ここで押さえておきたいのは、この一時中断が故障や不具合ではないということです。運転中にふたが開いたり本体が倒れたりしたときに動き続けるほうが危険なので、止まるように作られています。ふたを閉めて水平な床に正しく設置すれば運転を再開する、というのが本来の動きです。

ただし、乾燥という処理から見ると話は別です。パリパリキューは温風を送って水分を飛ばし、その湿った空気を外へ逃がすことで乾かしています。ふたを開ければ、温まっていた処理室の熱がまとめて逃げ、外の空気が入ります。再開しても、温度が戻るまでの時間が余分にかかるということですね。中断が長ければ長いほど、この損は大きくなります。

ふたを開けると処理室の熱と湿った空気が一気に出てきます。取扱説明書は運転中に排気口周辺が熱くなる場合があるとしてやけどに注意を促していますが、加熱している以上、処理室の中も熱を持っていると考えるべきです。追加投入のために手を入れるのは避けてください。どうしても中身を触る必要があるときは、運転を終了させて本体が冷めてからにしましょう。

運転開始後はモードを変更できない

運転開始から最大運転時間12時間までを一本の軸で示し、モードの固定、時間の枠、強制停止の3点を説明したスライド
運転開始後に変えられないモードと時間

2つ目の理由がこれで、実は追加投入がうまくいかない核心はここにあります。

パリパリキューは処理量に合わせて運転モードを選ぶ仕組みです。モードボタンでモードを選び、最終選択されたモードランプが5秒間点滅した後、モードボタンが消灯してモードランプが点灯へ変わり、運転が開始されます。

そして重要なのが次の点です。取扱説明書は、運転モードの変更はモードランプが点滅中のみ可能であり、運転開始後のモードボタンが消灯後はモード変更できないと明記しています。変更したい場合は、一度電源を切り(電源ボタンに約1秒触れる)、再度操作をやり直してください、という案内が続きます。

これが何を意味するかというと、少ない量を想定してハーフモードで回し始めたあとに生ごみを足しても、モードを長いほうへ切り替えられないということです。量だけ増えて運転時間は短いままなので、乾ききらないまま終わる可能性が出てきます。

運転モード 処理時間の目安 向いている処理物
マックス(MAX)モード 約6〜12時間 乾燥しにくいもの、しっかり乾燥させたい場合
ハーフモード 約3〜9時間 乾燥しやすいもの、処理時間を短くしたい場合

取扱説明書は、乾燥しやすい野菜くずのようなものを処理する場合は、容量が多い場合でも1回の処理時間が短いハーフモードの選択がおすすめだとしています。逆に、乾燥しにくいものや乾燥が不十分だった場合、しっかり乾燥させたい場合はマックスモードを選ぶよう案内されています。

つまりモード選択は、量ではなく「何を乾かすか」で決める設計なんですね。この前提があるので、途中で中身の性質が変わってしまう追加投入は、モードの前提そのものを崩すことになります。

追加投入で処理時間が読めなくなる

3つ目は、時間の話です。

前の表のとおり、処理時間には幅があります。マックスモードで約6〜12時間、ハーフモードで約3〜9時間です。この幅は、中身の水分量や量によって変わるためのものです。

途中で追加すると、乾きかけていたものと、これから乾かすものが混ざります。当然、全体が仕上がるまでの時間は延びますが、モードで決まった枠は変えられないので、その枠の中で終わってしまうことになります。乾燥が不十分なまま停止する、という結果になりやすいわけですね。

もうひとつ知っておきたいのが、運転時間の上限です。取扱説明書は、生ごみが未乾燥でも安全のため最大運転時間は12時間で運転が停止されるとしています。つまり、どれだけ量が多くても12時間で打ち切られます。追加投入で量を増やせば増やすほど、この上限に間に合わなくなる可能性が高まる、という関係です。

◆レンのメモ:追加投入は「時間を足せない容器に、中身だけ足す」ことになります。同じ時間で多くを乾かそうとする形なので、うまくいかないのは構造上そうなっている、と考えると納得しやすいですよ。

容量と重さの上限を超えてはいけない

ここは安全と故障に直結するので、追加投入を考えるうえで必ず押さえておいてください。

取扱説明書には、汚れや故障等の原因となるため、バスケットのすりきりの高さ以上の容量、または1kg以上の質量の生ごみを入れないことが明記されています。すりきりというのは、バスケットの縁までという意味ですね。

追加投入がまずいのは、この上限を無自覚に超えやすいからです。最初に入れた時点では余裕があっても、あとから足していけば当然かさが増えます。運転中は中が見えないので、どれくらい入っているかを目で確認できないという問題もあります。

基準を整理しておきましょう。

確認すること 上限 なぜ守るか
かさ(体積) バスケットのすりきりの高さまで これを超えると汚れや故障の原因になるとされている
重さ 1kg未満 同上。水分の多い生ごみは見た目より重い
詰め方 上部を平らにする バスケット内の空気が通りやすくなり乾燥効率が上がる

特に重さは感覚がつかみにくい部分です。水分を多く含んだ野菜くずは、見た目のかさが小さくても重くなります。かさに余裕があっても1kgを超えていることはあり得るので、両方の基準で見るようにしてくださいね。

重さの見当をつけたいときは、キッチンスケールにバスケットごと載せてみるのが確実です。何度か測っておけば「このくらいの見た目で何グラム」という感覚がつかめるので、毎回測る必要はなくなります。目安がつかめるまでの最初の数回だけ、と考えると負担も小さいですよね。

バスケットごと載せて測るなら、容器の重さを差し引ける風袋引き機能と、1kgを余裕をもって超えて測れる最大計量があると使いやすいです。3kgまで測れるタイプなら、生ごみ以外の計量にもそのまま使えますよ。

最大計量や単位、風袋引きの有無は商品ごとに違います。購入前に各ショップの商品ページで仕様をご確認ください。

重さを減らすいちばん手軽な方法は、水気を切ることです。生ごみの重さの大半は水分なので、シンクでしっかり水を落としてから入れるだけで数字が変わります。取扱説明書も、生ごみの水分を切り、小さく切り分けることで処理時間が短くなり電気の使用量も少なくなるとしています。上限対策と時短対策が同じ行動になる、というわけですね。

途中で足すより一度切ってやり直す

電源を切る、冷めるのを待つ、追加してならす、モードを選び直して再スタートという4つの手順を写真つきで並べたスライド
どうしても追加したいときの4手順

では、どうしても追加したいときはどうするか。答えは取扱説明書の中にあります。

モード変更の案内として示されているのは、一度電源を切り(電源ボタンに約1秒触れる)、再度操作をやり直すという手順です。これは追加投入にもそのまま応用できます。

具体的な流れはこうなります。

  1. 電源ボタンに約1秒触れて電源を切る。運転が停止します。
  2. 本体が冷めるのを待つ。運転中・運転直後は処理室内部が熱くなっているため、すぐに手を入れないでください。
  3. ふたを開けて生ごみを追加する。ふたの開閉時は、電源ボタンやモードボタンに手が触れないよう気をつけます。
  4. かさと重さを確認する。すりきりの高さと1kgを超えていないかを見ます。
  5. 上部を平らにならしてふたを閉め、モードを選び直して運転を開始する。増えた中身に合わせてモードを選べるのがこの方法の利点です。

手間はかかりますが、これが取扱説明書の設計に沿った唯一の追加方法です。乾きかけの分も一緒に、新しいモードの時間で最初から乾かし直す形になります。

ただ、正直なところ、この手順を毎回やるのは現実的ではないですよね。だからこそ、次の章で扱う「そもそも追加が要らない使い方」のほうが本命になります。

この方法が向くのは、運転を始めて間もないときです。すでに数時間動いているなら、乾きかけた分を最初から乾かし直すことになるので、時間も電気も余分にかかります。始めた直後ならやり直す、しばらく経っているなら次の回にまわすと決めておくと迷いません。

追加投入をしなくて済むパリパリキューの使い方

ここからは運用の話です。追加投入が必要になるのは、たいてい回すタイミングが早すぎるからです。溜め方と運転の組み立て方を変えるだけで、この問題はほとんど起きなくなりますよ。

バスケットに溜めてから1回で回す

朝と昼はシンクのバスケットに溜め、夜に本体へ入れて回すという一日の流れを3枚の写真で示したスライド
溜めてから1回で回す運用の流れ

いちばん効くのがこれです。

取扱説明書は、バスケットに水切りネットをかぶせてシンクに置き、三角コーナーのかわりに使う運用を示しています。つまり、バスケットはそもそも「溜める容器」として設計されているんですね。

この使い方をすると、生ごみが出るたびにバスケットへ入れ、いっぱいになった時点で本体へ移して回す、という流れになります。運転を始めるのは一日の終わり、あるいは調理がすべて終わったタイミング。そうすれば、途中で足す必要がありません。

タイミングの目安を整理するとこうなります。

回すタイミング 向いている家庭 注意点
夕食の片付けがすべて終わってから 夜にまとめて調理する 就寝中に運転が終わる。翌朝すみやかに取り出す
朝の片付け後 朝食と弁当で生ごみが出る 日中に運転。帰宅後に取り出す
バスケットがすりきりに近づいたら 生ごみの量が日によって変わる 量が基準なので溜めすぎに注意

ただし、溜めるといっても放置してよいわけではありません。取扱説明書は、処理室に生ごみを入れたまま放置しないこと、生ごみを入れたまま放置すると虫の発生や湿気で故障等の原因となることを注意事項に挙げています。溜めるのはシンクのバスケットまでで、本体に入れたら回す。この線引きを守ってくださいね。

この運用に切り替えると、追加投入以外にも良いことがあります。1回あたりの処理効率が上がることです。取扱説明書に明記されているわけではありませんが、少量を何度も回すより、まとまった量を1回で乾かすほうが立ち上げの加熱が1回で済みます。取扱説明書が、処理量が少ない際はバスケットの底面が見えないように隙間なく入れると熱が伝わりやすいとしている点からも、スカスカの状態は効率がよくないと読み取れます。

もうひとつ、運転の音と排気を気にする時間が減るという利点もあります。運転中は排気口から温かい空気が出ますし、キッチンに機械が動いている状態が続きます。1日1回に集約すれば、その時間帯を自分で選べるようになります。

逆に、この運用が向かない場合もあります。夏場に魚のアラのようなにおいの出やすいものを長時間シンクに置くのは避けたいですよね。そういうときは、においの強いものだけ先に可燃ごみへ回すか、密閉容器で冷蔵保管しておいて回すタイミングで合流させる、という使い分けが現実的です。

運転モードは処理量に合わせて選ぶ

溜めてから回す運用にすると、モード選びが一度で決まります。ここが追加投入との決定的な違いです。

選び方の基準は、量そのものより中身の乾きやすさです。取扱説明書は、乾燥しやすい野菜くずのようなものなら、容量が多い場合でも処理時間が短いハーフモードをすすめています。一方、乾燥しにくいものや、しっかり乾燥させたい場合はマックスモードです。

量については、ハーフモードでも容量が多いケースをカバーできるとされている点が大事です。「たくさん入れたからマックス」と考えがちですが、そうではありません。野菜くずのように乾きやすいものなら、量が多くてもハーフで足りることがある。逆に、少量でも揚げ物が混ざっていればマックスが要る。基準は量ではなく中身ということですね。

取扱説明書が名指ししているのは野菜くずのような乾燥しやすいものだけなので、以下は本文の分類をもとにした目安として読んでください。

  • 野菜くず、果物の皮、残ったご飯が中心なら、量が多くてもハーフモードで足りることが多い
  • 肉類や魚類、揚げ物の残り、ペースト状のものが混ざるならマックスモード
  • 前回、乾燥が不十分だったならマックスモードへ切り替える

モードを選び直したいときは、モードランプが点滅している間だけ操作できます。点滅が終わって点灯に変わると運転が始まり、以降は変更できません。選択の5秒間が唯一のやり直しの機会なので、迷ったらその間に決めてしまうのがコツですよ。

乾燥効率を上げて処理時間を短くする

追加投入をしたくなる理由のひとつに、1回の運転が長いことがあります。ここは工夫で縮められます。

取扱説明書は、乾燥効率を高める工夫として次のような方法を示しています。乾燥効率が上がることで運転時間が短くなり、電気の使用量を節約できる場合があるとされています。

工夫 やり方 効く理由
小さく切る 包丁やハサミで3cm以下に切る 温風をさえぎる大きい野菜がなくなり、乾燥効率が高くなる
ペースト状のものを洗う バスケットに入れた後、あらかじめ水で洗い流す バスケット内の空気が通りやすくなる
上部を平らにする 生ごみの山をならす 同じく空気が通りやすくなる
少量のときは隙間なく入れる バスケットの底面が見えないように入れる 熱が生ごみに伝わりやすくなる

最後の項目は意外に思われるかもしれません。少ないほうが早く乾きそうですが、底面が見えるほどスカスカだと熱が伝わりにくいとされています。少量のときこそ隙間なく詰める、という逆の発想ですね。

この4つのうち、効果と手間のバランスがいちばん良いのは「小さく切る」です。3cm以下という具体的な数字が示されているので、迷わず実行できます。玉ねぎの皮のような薄いものはそのままでよく、じゃがいもの皮の厚い部分や、キャベツの芯、大根の切れ端といった塊になるものだけハサミで刻む。この使い分けなら、手間はごく短く済みます。

ペースト状のものを水で洗い流すという工夫も、知らないとまず思いつかないところですよね。カレーやシチューがバスケットの底にへばりつくと、その部分だけ空気が通らなくなります。バスケットに入れたあとで軽く流水をかけて、余分を落としてから水気を切る。これだけで通りが変わります。

そして、生ごみの水分を切り、小さく切り分けることで処理時間が短くなり、電気の使用量も少なくなるとされています。水気を切るというひと手間が、そのまま時間と電気代に効くわけです。

予約スタートで生活リズムに合わせる

タイミングの問題を解決するもうひとつの手が、予約機能です。

パリパリキューには3時間後に運転を開始するスタート予約があります。電源ボタンに2回触れると予約準備状態となり予約ランプが点滅し、点滅中にモードボタンで運転モードを選択します。最終選択されたモードランプが5秒間点滅した後、予約ランプ点灯に変わり準備完了です。3時間後に電源ランプが点灯し、運転が開始されます。

この機能は深夜電力等の利用に合わせるためのもので、取扱説明書も予約スタートを使うことで深夜電力の時間帯を利用しやすくなり、電気代の節約にもなるとしています。

ただ、追加投入という観点では別の使い方ができます。夕方に予約をセットしておけば、その3時間のあいだに出た生ごみをまとめてから回せるという考え方です。運転が始まるまでに時間の余裕ができるので、片付けの途中で出た分も同じ回に含められます。

なお、予約の待機中にふたを開けたときの動きについては、取扱説明書に明記された記述を確認できていません。一時中断の規定は「運転中」に対するものなので待機中は該当しないと考えられますが、確証はありません。確実にやるなら、予約を取り消してから追加し、あらためて予約し直すのが安全です。取り消しは電源ボタンを約1秒間触れれば行えます。

なお、予約を確定したあとに取り消したい場合は、電源ボタンを約1秒間触れると電源が切れます。また、予約準備状態でモードの選択が行われなかった場合は、自動的に電源が切れる仕様です。

予約を使うときに気をつけたいのが、3時間のあいだ生ごみが本体の中にあるという点です。放置しないという原則との兼ね合いを考えると、真夏に長時間置くのは避けたほうがよいでしょう。予約は「数時間後に確実に回る」ことが分かっている状態なので放置とは違いますが、においや虫が気になる季節は、予約せずにその場で回すほうが安心です。

使い分けの目安はこうなります。

状況 おすすめ 理由
夕方に調理を始める 予約スタート 3時間が追加の受付時間になる。深夜電力にも合わせやすい
片付けが完全に終わっている そのまま運転 待つ理由がない。早く終わって早く取り出せる
夏場でにおいが気になる そのまま運転 本体内に置く時間を短くする
電気代を抑えたい 予約スタート 深夜電力の時間帯を利用しやすくなる
◆レンのメモ:予約は「回すタイミングを後ろにずらす機能」と考えると使いやすくなります。夕食の準備前にセットして、片付けが終わるころに運転が始まる。この流れなら追加投入の必要が出ませんね。

追加分が出たときの現実的な選択肢

それでも、運転が始まってから生ごみが出ることはあります。そのときの選択肢を並べておきます。

選択肢 やり方 向いている場面
次の回にまわす シンクのバスケット代わりの容器に溜めておく 量が少ない、翌日も運転する予定がある
可燃ごみへ回す 水気を切って袋に入れ、自治体のルールで出す ごみ収集日が近い、乾かす必要が薄い
電源を切ってやり直す 電源ボタン1秒→冷めるのを待つ→追加→モード選び直し 量がまとまっている、運転開始直後だった
冷蔵・冷凍で一時保管 密閉容器に入れて冷蔵庫へ においが出やすいもの、翌日まで置く場合

判断の分かれ目は運転がどこまで進んでいるかです。始めたばかりなら電源を切ってやり直す価値がありますが、数時間経っているなら、乾きかけたものを最初からやり直すことになるので効率が悪くなります。その場合は次の回にまわすほうが合理的ですね。

ここでひとつ、判断が分かれそうな点に触れておきます。運転が終わるのを待ってから、乾いた分の上に新しい生ごみを足してもう一度回す、という方法を考える方がいます。これは技術的には可能ですが、あまりおすすめできません。すでに乾いたものを再び加熱することになり、余分な電気を使うからです。乾燥済みの処理物は先に取り出してから、新しい分だけを回すほうが合理的ですよ。

足すものそのものが処理に向かないケースもあります。入れてはいけないものを危険度の順にまとめた記事も参考になりますよ

取扱説明書も、運転終了後はすみやかに中の乾燥した生ごみを捨てるよう案内しています。次の分を回す前に、まず取り出す。この順番を守るだけで、無駄な再加熱は避けられます。

なお、乾燥処理物は有機質肥料として利用することも可能だとされていますが、肥料取締法上の肥料ではないため、肥料として販売することはできないと明記されています。家庭で使う分には問題ありませんが、この点は覚えておいてください。

記載内容は機種によって異なる場合があります。正確な情報はお使いのモデルの取扱説明書と公式サイトをご確認いただき、判断に迷う場合や本体に異常が見られる場合は、販売店やメーカーの窓口といった専門家にご相談くださいね。

パリパリキューの追加投入についてよくある質問

運転中にふたを開けてしまいました。もう一度閉めれば運転は再開しますか?

取扱説明書は、運転中にふたを開けたり本体を移動したりすると安全装置が作動し運転を一時中断する場合があるとし、ふたを閉めて水平な床に正しく設置すれば運転を再開すると案内しています。ですので、ふたを閉めれば続きから動く動作が想定されています。ただし、ふたが開いている間は電源ボタン以外の操作ができないので、開けたまま設定を変えることはできません。また、ふたを開けたことで処理室の熱と湿気が逃げるため、仕上がりに影響が出る可能性はあります。運転終了後に乾き具合を確認して、不十分ならマックスモードで追加運転を検討してください。

少しだけなら足しても大丈夫でしょうか?量の目安はありますか?

量の多少にかかわらず、ふたを開ける操作自体が運転の一時中断につながります。また、運転開始後はモードを変更できないため、少量でも処理時間の枠は変わりません。少しなら大丈夫という基準は取扱説明書に示されていないので、足すなら電源を切ってやり直す手順を踏むのが確実です。なお、かさと重さの上限は、バスケットのすりきりの高さと1kgとされています。少量に見えても水分の多い生ごみは重いので、追加する場合は両方の基準を確認してください。

乾燥が終わったあとに、続けてもう一度回してもよいですか?

乾燥が不十分だった場合には、しっかり乾燥させたいときのモードとしてマックスモードが案内されているので、乾き具合を見て追加運転を検討する形になります。ただし、油分・糖分を多く含む生ごみは完全に乾燥処理できない場合があるとされ、その場合は完全に乾いていなくてもバスケット内の処理物を捨てるよう指示されています。何度も回せば乾くというものではないので、繰り返しても変わらないなら中身の性質が原因と考えて取り出してください。連続で回すときは、本体が熱を持っている点にも注意してくださいね。

水切りネットは毎回替えないといけませんか?

取扱説明書には、水切りネットが傷んでいない場合は再利用することもできる、と案内されています。乾燥処理が終わったあとのネットは水分が抜けているので、破れやほつれがなければそのまま次に使えます。ただし、乾燥させた生ごみや水切りネットなどの処分は各自治体のルールに沿って適正に処理するよう求められているので、捨てるときは分別を確認してください。なお、推奨されているのは付属品のような網状のもので、付属品のサイズは横28cm×縦25cm、素材はポリエチレンです。不織布やストッキングタイプは乾燥処理がうまくできない原因として挙げられているので避けてください。

パリパリキューの追加投入は避けるのが基本

最後に要点をまとめます。

パリパリキューの運転中に追加投入するのは避けてください。理由は3つあります。ふたを開けると安全装置が作動して運転が一時中断されること、運転開始後はモードを変更できないため増えた量に合わせて時間を延ばせないこと、そして最大運転時間が12時間で打ち切られるため乾ききらないまま終わる可能性が高まることです。

加えて、バスケットのすりきりの高さ以上の容量、または1kg以上の質量の生ごみを入れないこととされています。追加投入はこの上限を無自覚に超えやすい操作でもあります。

どうしても足したいときは、電源ボタンに約1秒触れて電源を切り、本体が冷めてから追加して、モードを選び直して運転をやり直してください。これが設計に沿った唯一の方法です。

ただ、本当の解決策は追加が要らない運用に変えることです。バスケットをシンクの三角コーナー代わりに使って溜め、いっぱいになってから1回で回す。3cm以下に切る、上部を平らにする、少量のときは隙間なく入れるといった工夫で処理時間を短くする。3時間後のスタート予約を使えば、回すタイミングを片付けの後ろへずらせます。

運転が始まってから生ごみが出たときは、次の回にまわす、可燃ごみへ回す、冷蔵で一時保管する、という選択肢もあります。運転がどこまで進んでいるかで選び分けてくださいね。正確な情報は公式サイトをご確認いただき、最終的な判断は販売店やメーカーの窓口など専門家にご相談ください。